2003年度法律演習「憲法学の争点」シラバス
1.授業科目名:法律演習 2.講義題目:憲法演習「憲法学の争点」 3.標準学年: 3 ・ 4 年 4.開講学期: 通 年 5.開講曜日・時限:木曜日5限 6.単位数: 4 単位 7.担当教官名:南野 森 8.履修条件:憲法学を学習したうえで、さらに学習を深めたいと思う者。学部の憲法関連講義の単位を取得しているかどうかは問わない。なお、原則として、本演習への一年度を超える参加は認めないので、あらかじめ了解されたい(学生諸氏には、法学部在学中に可能な限り多様な演習に参加して欲しいと考えているため)。 9.授業の目的:特定のテーマについて、日本の憲法学説を主たる対象として、その批判的検討を行うことにより、思考を深め、あわせて憲法学に対する理解を深めることを目的とする。自ら問題を発見し、それを分析し、その結果を他者に提示するという、知的生産の営為に必要不可欠な能力が深められれば、本演習の根本的な目的は達成される。 10.授業の概要:毎回参加者のうちの一人が報告者となり、自ら選択・設定した憲法学の争点について、それを批判的に分析し、その結果を他の参加者の面前で報告する。他の参加者はその報告およびその争点について、報告者を交えて討論する、という標準的なスタイルで進めたい。詳細は開講時に参加者と相談のうえ決定する。そのため参加者は、開講時までに、前期に自分で報告しようとするなんらかのテーマを考えて来ること。後期の報告テーマについては、前期の演習を通じて参加者の問題発見能力の深化が期待されるため、現時点で予定する必要はない。 長谷部恭男編著『リーディングス現代の憲法』(日本評論社、1995年) 11.授業計画:開講時に参加者と相談のうえ決定する。 12.授業の進め方:「3.授業の概要」に書いた通りであるが、前期の報告については、報告者は、報告日の一週間前までに簡単なレジュメを、また報告当日には報告原稿を参加者に配布する。報告は、配布した報告原稿を一言一句違わずに読み上げるというスタイルにしたい。後期の報告については様式は自由とする。 13.教科書及び参考図書等:特に指定しない。 14.試験・成績評価等:平常点による。場合により年度末にレポートの提出を課すことがある。 15.その他:参加希望人数が適正規模を超える場合、選抜を行うことがある。「1.履修条件」に書いた通り、原則として本演習への一学年度を超える参加は認めない。
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