九州大学法学部

2005年度 「憲法2(人権論)」

定 期 試 験

 

九州大学法学部

2005年度後期 定期試験 オモテ

憲法 II (人権論)

2006年2月9日(木)10h30〜12h00 於・大講義室

担当教員:南野 森

(注 意)

1)問題はこの用紙の裏面に記載している。「始め」の合図があるまで裏返さないこと。

2)解答はなるべく万年筆・ボールペン等を使用されたい。

3)極端に小さい字・薄い字・乱暴な字等を用いた読みにくい解答は、採点者の心証を著しく悪くすることがある。

4)この試験では、筆記用具・時計のほか持ち込みを一切認めていない。

5)実定法の条文を丸々書き写すことには、あまり意味はない。

6)解答用紙が足りなくなった者には追加用紙を配布するので、適宜挙手すること。

7)問題は2問ある。解答用紙には、いずれの問に対する解答であるのかがわかるように、それぞれの解答の冒頭にたとえば 1,2 などと記載すること。なお、配点はそれぞれ50点であり、100点を満点とする。

8)日本語を母語としない者は、その旨を解答の冒頭に記載すること。

 

(参 考)

9)採点結果(得点分布状況)は順次南野のHPで公開する予定である。

10)南野のHPに掲載する「定期試験風景リポート」を募集する。担当教員のメールアドレス宛に送付されたい。講義全体の感想やこの試験の感想を送って貰えるとかなり嬉しい☆

11)諸君の健闘を祈っている。

(以 上)

 

九州大学法学部

2005年度後期 定期試験 ウラ

憲法 II (人権論)

2006年2月9日(木)10h30〜12h00 於・大講義室

担当教員:南野 森

 

【問一】 次の見解を読み、関連する問題について論じなさい。

 本来猥褻であるかどうかは、絶対的なものでもなく、不変不動のものでもなく、時代と民族と社会の風俗、習慣、伝統、道徳、民族意識、民族感情、宗教、教育等の相違によって異なり、また次第に歴史的の変化を重ねていくものであると考える。裁判上からいってもそれは結局、裁判官が社会通念と認めるところに従って判定しなければならぬ問題であり、そしてその社会通念は基盤たる社会の推移変遷によって変化せざるをえないものである。それ故、猥褻であるかどうかは、その必然の結果として時と所とによって異り、流動し変転すべき概念であることは、多言を要しないはずのものである。

 

【問二】 いわゆる三菱樹脂事件の最高裁判決について論評しなさい。

 

 

 

受 験 者 数

2年生
181名
3年生
16名
4年生
7名
5年生以上
8名
他学部生
0名
合  計
212名

 

トップ     南野的授業     2005年度人権論    成績評価について

 

inserted by FC2 system