九州大学法学部 2007年度

第5期南野ゼミ 「憲法学の論点再検討」

ゼミ風景リポート集(活動の記録)

 

更新:2008年3月31日

第1回 第2回 第3回 第4回 第5回
第6回 第7回 第8回 第9回 第10回
第11回 ゼミ合宿@九重 第12回 第13回 第14回
第15回 第16回 第17回 第18回 第19回
第20回 第21回 第22回 第23回 第24回(オープンゼミ)
第25回(オープンゼミ) 最終回 OB・OG会 ゼミ旅行@対馬  追い出しコンパ 

 

第1回(2007年4月13日・金)〜自己紹介・活動計画決定・諸幹事決定・顔合わせ決起コンパ等

投稿者:りょうちん   #001

 本日は飲み会お疲れさまでした(*^_^*) はじめて顔を会わせたわりには、みんなで楽しくわいわい騒げて楽しかったです(≧ω≦)b 来週から一年間いろいろつらいこととかあるかもしれませんが、がんばって行きましょう(^o^)/ よろしくお願いします!!

投稿者:ぴろこ

 今日は初のゼミコンパでした。
 あの場で誰よりも若かったのは南野先生だと思います。。先輩方や同じ学年のみんなといっぱぃ話せて、とても楽しかったです(●´∀`●)
 ……が、やっぱり南野先生一人のパワーのほうが優っていました…
 これから不手際も多いかもしれませんが精一杯やらせて頂きたいと思います♪ご指導お願いしますm(._.)m

投稿者:cowardly

 正直言ってこの第一回のゼミはすごく緊張しました。
 けど飲み会のほうに移ってからは大分リラックス出来て Get Any Suika さんとの会話なんかかなり楽しかったです! りょうちんクンからの意見では大分空回りしていたみたいですが…。
 飲み会のみならずゼミの方も楽しくやっていきたいと思います。なので、気を引き締めて、今後の活動に取り組んでいきたいと思います!こんな稚拙な文章ですいません。若干酔っているもので…。

投稿者:pandemonium

 南野先生をはじめ、ゼミ生全19名参加の総決起コンパ本当にお疲れさまでした。
 非常に楽しいコンパでしたが、私個人としてはついぞ最後までグループ・個人報告のことが頭から離れませんでした。
 とはいえ、結局一度もお話できなかった方も数名いらっしゃいましたが、今回のコンパを通じて今まで話したことのなかった方々とお話ができた上、様々な発見もあり、何よりみなさんが非常に優しく接して下さったので大変有意義な時間を過ごすことができました。
 今後、ゼミではもとより、それ以外の場で偶然お会いした時等でも当たり前のようにお話できるようになれたらな、と考えています。
 若輩者ゆえ、これから1年間ご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、みなさんどうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:フェレット   #005

 今日はとても楽しい時間を過ごす事ができました☆これから一年間が楽しみです(≧∇≦)

投稿者:タラウ 

 今日はゼミ初日顔合わせということで、年間計画等々の確認と決起コンパが実施されました。南野ゼミに集まった方々は皆さん、志・やる気に満ち溢れていて、早速いい刺激を受けることが出来ました。
 決起コンパでも様々な話を伺うことができて、とても楽しかったです。南野ゼミの前評判を全く聞かずに、手術枠でゼミにやって来た身としては、大変スリリングな時間でした。色んな意味で(笑) それでは、第一回ゼミ&コンパ、お疲れ様でした!

投稿者:ぼらんち

 第五期南野ゼミの初回、南野ゼミ二年目ということで程よい緊張感で迎えました。まずは昨年のゼミ内恋愛話を交えての自己紹介。早くも南野ゼミならではである。憲法ゼミのはずだがゼミ内ではプライバシーという言葉は通じないのでご用心。次に年間の予定をざっと決めて係決め。最後に南野先生から真面目なお話。特に目新しい出来事はなかったが、メンバーも一新して身が引き締まる思いでした。気がつけばはや四年、一回一回のゼミを大切にしたい所存です。
 その後は恒例初回コンパ。顔見知りの激しい自分も三年生と話すことができ一安心。南野先生も人権論飲み会と違って羽を伸ばしているよでしたがまだまだ序の口。先生の真価はこんなもんじゃない。とりわけりょうちん頑張れ(笑)。
 新設された「空気読め」枠が初回コンパではいまいち機能してなかったり、ゼミ長と「空気読め」枠の不仲が取り立たされたりと克服すべき課題は多いものの、楽しいゼミになることを願いつつ一年間頑張ろうと思います。よろしくお願いします。

投稿者:ひらめ

 第5期南野ゼミがいよいよスタートしました。
 お世話になるのは2年目といえども、やはりメンバーが変われば雰囲気もがらりと変わるだろうと、1年前のようにワクワクドキドキしながら教室に向かいました。今年度の3年生は皆それぞれに個性的で元気があり、第5期がこれからどのようなゼミになっていくか非常に楽しみです。
 と、気持ちを新たに新入生気分の私でしたが、しかし4年生なんだなということもしみじみ実感させられました。もうなかなか伸びない・もう遅い(!)の4年生ですが、じりじり努力する所存です。
 皆さん、これから一年間どうぞ宜しくお願い致します。良いゼミにしましょう。(GET ANY SUIKAさんも仲良くやりませう。笑)

投稿者:アリエ 

 第一回目はやはりとても緊張しましたが、みなさんとても気さくに話しかけてくれて結構打ち解けられたかな、と思ったのでよかったですo(^-^)o
 来週はとうとう初回のグループ発表があります。議論についていけるか、来週もまた緊張ですが、頑張りたいと思います。
 南野先生はじめゼミのみなさん、これから一年間よろしくお願いします!(^^)!

投稿者:ぐらすホッパー   #010

 遅ればせながら、初顔合わせ&飲み会についてのレポートを書かせていただきます。個人的にはとてもいい飲み会だったと思います。初回にも関わらず、みんなぶっちゃけトークで盛り上がり、とても楽しかったです。皆さん一年間がんばっていきましょー!

投稿者:#66

 南野ゼミはいったいどんな雰囲気になるのか!?と楽しみに一週間過ごしてました。
 初回の活動は自己紹介と活動計画,ゼミ内の人事等でした。まだまだ探り探りな感じだったのですが,南野ゼミ2年目の先輩方の先生との接し方(あしらい方?)を学ばせていただこうと思います。
 コンパのほうは南野先生のご配慮(ワガママ?)で席がえも活発に行われてゼミ生みなさんと結構話して打ち解けることはできたかなと勝手に思ってます。
 次回から本格的に議論もはじまっていくのでガツガツ自己主張していきたいと思います!
 よろしくお願いします。

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第2回(2007年4月20日・金)〜グループ報告1:最高裁第三小法廷2007年2月27日判決(東京都君が代伴奏拒否訴訟、担当:ぼらんち、#66、MJ、司会:ひらめ)+食事会@帰郷

投稿者:Get Any Suika 

 本日は第2回目のゼミで、発表者でもないのにめっちゃ緊張していました。来週はもう心拍数限界値超えるんじゃなかろうかと、かなり不安です。
 今日のゼミは東京都君が代伴奏拒否訴訟の最高裁判決で、初回から2時間ちょいの熱いゼミでした。あっ、あと空気読めなくてすいません。でも、最後まで「職務命令に違法性はないとしても、戒告処分はやはり処分として重いんじゃないだろうか?」という疑問が残ったのですが・・・みなさんはどうだったんでしょうかね?
 ともあれ、来週は自分たちの番です。今回の発表のクオリティの高さにかなりびびってます。がんばります。

投稿者:#66 

 今日はゼミ初の報告&議論でした。
 日本語の間違いを指摘され,一対大勢で叩かれ。。。勉強になりました(笑)
 結論ありきで合憲説をとってしまったので法律論でなく根性論でねばってしまったことを酷く反省しています。もっと説得的な理論構成にせねばでした。。。
 次回からは逆襲に転じていっぱいつっつきたいと思います(笑)

投稿者:ひらめ 

 ボランチ、#66くん、MJくん、グループ報告お疲れ様でした。
 初回から、素晴らしいレジュメと入念な準備で、お陰で今後のハードルが一気に高くなりました(笑) みけねこの助言で、合憲説と違憲説で決着のつかないままだったとのことですが、双方の意見を考えてみるきっかけとなった点では良かったように思います。
 具体的な検討もさることながら、今回の報告で勉強になったのは判例の読み方です。改めて、その難しさを感じました。補足意見と反対意見の書かれる順番や、判例引用の趣旨等が話題にのぼりましたが、私は引用されている判例について全く考えてもいなかったので、もっとじっくり読まねばと思わされました。それにしても、判例というのは面白いです。裁判官の文章をたくさんの学者や私たちのような学生が読んで、ああでもない、こうでもないと頭を悩ませるのです。そのような様々な解釈をうけることを裁判官はどのように見ているのだろうか、どれほど慎重に言葉を選びながら書いているのだろうかと思いました。
 それはさておき。今年の三年生はゼミでもやっぱり積極的だったので、すごいなぁと思いました。私も頑張らなくては…。
 最後になりましたが、先生、餃子ご馳走様でした。

投稿者:ぼらんち   #015 

 初回の報告はさすがに緊張しました。先生が指摘した以外にも稚拙な表現があり、また内容も粗いものになってしまって深く反省しています。。特に、君が代の合憲性について、原告の主張に関するフェレットのつっこみは効きました(笑)。
 さて、多数意見をどう読むかということも難しかったですが、先生が指摘したように反対意見をもっと検討すればよかったなと思います。藤田裁判官は、「究極的目的」のために「中間目的」が設定され、それを実現するためにピアノ伴奏を強制することが必要不可欠かというかたちで、本件の「重層構造」に着目して慎重に検討する必要があると指摘していました。そのような枠組みで審査すると結論はどうなるのでしょうか。個人的には違憲に傾きそうな気がしますがよくわかりません。
 本件の場合、違憲という結論を導く構成は紹介した学説にもあったようにいろいろとありそうですが、多数意見を含めどのように評価してあるのか、評釈が出たら参考にしてみたいと思います。

投稿者:cowardly 

 最初の報告、お疲れ様でした。
 レジュメを見るにつけ、内容を読むにつけ、若干法政基礎演習ってなんだったのだろうと思う、どうも僕です。
 今回は東京都君が代伴奏拒否訴訟ということで、ぱっと見思想・良心の自由という点がやはり話し合いの中心になるのかと思っていたんですが、伴奏という行為の上告人に対する精神的抑圧力、職務命令及び懲戒処分の正当性・妥当性、その他さまざまな段階において考えねばならないことがあって、ゼミの後半なんかは頭の中で考えが錯綜してしまい全く発言できないでいたことが悔やまれます。また同時に実際の事例を取り扱うことの難しさを感じました。
 次回はレジュメそのものにつっこみを入れるだけではなく、ちゃんと内容に言及した発言が出来ればと思います。
 あ、あと、やはり今週の水曜日の午後も法学部サロンは南野ゼミ一色みたいになっちゃったりするのでしょうか?なんかあの状況結構おもしろくて。。。

投稿者:フェレット 

 最高裁判決を読んだ時点では、多数意見どおりでよいのではないかと思ったのですが、論文は最高裁判決をかなり批判していたので、私としてはどちらの説をとるべきかについて考えが定まらないまま、ゼミが始まりました。そして、議論をしてみんなの意見をきいているうちに、違憲説の方に傾いていきました。結果的に、合憲説に立つ人をたたくことになり、申し訳ない気がしましたが、合憲説に立つ人がいてくれたおかげで議論が盛り上がったと思います。次回以降もこんな感じで議論が盛り上がればいいなと思います。

投稿者:MJ 

 初回から延長でかなりお腹すいてました…結論もなんか中途半端な気がしたけど、結局どっちもどっちみたいな事案だったのでしょうか…
 グループ報告での反省点を個人報告で活かしたいと思います!

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第3回(2007年4月27日・金)〜グループ報告2:最高裁第二小法廷2006年6月23日判決(小泉首相靖国参拝訴訟、担当:Get Any Suika、ぴろこ、ぐらすホッパー、司会:ぼらんち)

投稿者:Get Any Suika 

 今日のゼミで気づいたこととして、やっぱ俺の顔黒いなあ、そんでもって髪ぺターンってねてるなあっと、写真見て思いました。
 先生の意見を聞いて、やっと滝井補足意見の謎、そして最高裁が自衛官合祀を引用しなかった謎が解けた・・・気がします。しかしながら、結局のところ「宗教的人格権」なんてものはあるんでしょうかね??
 ちょっと自分はグダグダ文を書いて、グダグダ話をしがちなようです。気をつけます。次回はちゃんと空気読めますように。

投稿者:pino   #020 

 今日のテーマは小泉首相靖国参拝違憲等確認訴訟でした。靖国訴訟は数も多く判決の手法もわかれるので混乱するのですが、レジュメがきちんとまとまっていて読みやすく、特に結論で3つの論点を挙げていたのが分かりやすくて良かったです。
 一番気になったのはねじれ判決について、「違憲の傍論を引き出すのが原告の目的である」と百地先生の論文に書かれていたことです。権利侵害が主張しにくい政教分離などの事案で、憲法判断を仰ぐことが現行の制度で難しいためにねじれが生じてしまうのならば、今のところねじれ判決は仕方のないことであり、やはり他の訴訟類型が必要にされているのだと思います。
 靖国参拝問題は去年も扱いましたが、違った視点から検討できて面白かったです。発表者の方々、お疲れ様でした。

投稿者:ぼらんち 

 今日は靖国参拝訴訟ということで、報告者の方々お疲れ様でした。
 靖国参拝訴訟においては、首相の参拝行為が憲法上の政教分離規定に反しないかが大きな問題になると同時に、原告がどのように主張し裁判所がどのように認定するのかという点も難しいところです。所謂「ねじれ判決」が被告の控訴権を奪ってしまうという主張には賛同できるにしても、かといって国賠の要件の一つである「損害」をこじつけでも肯定するのには違和感を覚えました。そこまでするともはや「要件」とはいえない気がするからです。やはり適切な訴訟類型がない点に根本的な問題があり、新しい訴訟類型を設けることもなかなか期待できない以上、現状ではどうしようもないのかなというのが行き着いた感想です。しかし、それでは武蔵が言っていたようにもやもや感を拭いきれません…
 ただ、補足意見が示唆していたように、遺族のような特別な関係がある者の場合には法的保護を受ける可能性があり、今後の靖国参拝訴訟にも注目していきたいと思います。

投稿者:pandemonium 

 南野ゼミのグループ報告第二回のテーマは小泉首相靖国参拝訴訟でした。
 今回のゼミ全体を通じて、首相の参拝行為は政教分離規定に違反したものであるように思われましたが、原告側が主張する宗教的人格権に基づく権利利益の侵害というものを認めることは難しいだろうなと皆さんの話を聞きながら一人黙々と考えていました。黙々と。。。
 なので、三審制という観点からしても問題はあるのでしょうし、確かに「もやもや感」は残りますが「ねじれ判決」も致し方ないもののように思えました。
 「ねじれ判決」を回避するためには、ゼミの場でも挙げられたようにやはり新たな訴訟類型を創設するのが効果的でよいのではないかという思いが個人的にはしています。
 とはいえ、いざゼミの場になると、それまでの自分の考えの誤りや、理解の甘い点、いままでになかった新しい視点や自身の論理の飛躍などなど・・・皆さんの話を聞くことで数多くのことに気づかされ、勉強になるなぁとつくづく感じています。(ただ、気づくたびに自分の論理が破綻して結局何も言えなくなるのですが。)
 それはさておき、何より報告者の皆さん本当にお疲れ様でした。

投稿者:ぴろこ 

 昨日は初のゼミでの発表、小泉首相靖国参拝違憲等確認訴訟でした。
 論点を絞り切れず、議論にできなくて残念でした(´・ω・`)
 課題ばかりが残りましたが、これは個人報告に生かしていきたぃと思っています♪いい経験になりました!

投稿者:タラウ 

 まずは、報告者の方々お疲れ様でした。充実した内容のレジュメを目の当たりにし、感心すると同時に『これでまたハードル上がったな…』と恨めしく感じてしまいました(笑)
 さて、今回のテーマは靖国参拝訴訟でしたが、まずは目的効果基準についての論点が上がっていました。効果については、どこまでが効果と言えるものなのか、ということで議論が繰り広げられましたが、やはり靖国の知名度が上がったことは本件においては事実でしょうし、私個人としては首相の参拝に靖国神社への寄与があったと見るべきであると考えます。ただ、HPへのアクセス数は事実認定の材料には不足とは思いますが…
 とは言え、目的の方は、宗教的というよりはむしろ世俗的なものだったように感じられます。遺族団体の話が挙がってましたが、宗教的意義を見出して靖国を参拝するというよりは、公約として掲げている以上(その公約そのものの違憲性はともかくとして)、公約を果たすという首相としての役割に忠実に従っているだけと取れます。しかし、政治的思惑を抜きにして冷静な判断を下すことが裁判所に望まれるなら、やはり宗教的目的としか取れないかもしれませんね。難しいところです。
 「ねじれ判決」手法についての問題ですが、三審制の固持と裁判を受ける権利の保護を考慮するなら許されざる行為だとは思います。しかし、本件に関しては、原告側の損害賠償請求認容可能性が極限まで低かった以上、原告救済の意味で傍論での違憲を示したことは現制度での違憲判断の限界を示す上でも価値ある判断だったと思います。
 しかしまぁ、いざ議論の場に出ると、咄嗟に言葉が出てきません。正確な言動が取れるようにもっと勉強しなくては!と反省しきりです。フェレットさんやぴろこさんは本当にすごい思います。同学年の中にも知能の格差社会が広がっていました…今後は格差是正のために頑張ります。
 最後に、次回は今回一度も発言してないpandemonium君の発言に期待します(笑)

投稿者:ぐらすホッパー   #025 

 遅ればせながら、授業風景リポートを書かせていただきます。いやー、何とか発表終わりました…。南野ゼミでの初めての発表ということでかなり手探り状態でしたが、とりあえず形としてはまとめられてよかったです。この経験を活かして個人発表のときはもっといい発表ができるように頑張りたいと思います。
 Get Any Suika さん、ぴろこさん、お疲れさまでした!

 

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5月4日は休校です。

第4回(2007年5月11日・金)〜グループ報告3:最高裁第三小法廷2006年10月3日決定(NHK記者取材源証言拒絶事件、担当:みけねこ、アリエ、cowardly、司会:pino)+特別ゲスト・八田准教授

投稿者:pino 

 発表者の方々及びゼミの皆様、お疲れ様です。
 今回は司会の不勉強と不手際で、沈黙の多いゼミになってしまってすみません。特に取材源秘匿の根拠あたりの理解が難しく、もう少し勉強すべきだったと反省しました。またあまり触れることができなかった比較衡量の部分も興味深く、個人発表のテーマとして扱ってみたいなぁと思いました。
 あと、久方ぶりに八田先生の姿を拝見できて嬉しかったです。民訴のお話、ありがとうございました。

投稿者:みけねこ 

 今回は、NHK記者証言拒絶事件について報告しました。最後に先生がおっしゃったように、僕たちも話し合いのときにどこで議論すればいいんだろうということを考えていて、結局うまく報告することができなかったので申し訳なかったです。決して司会者のせいではないですよ(笑)。ちょっとテーマ的に難しかったですが、もっと何とかできたら良かったです。せっかく八田先生が来られるのだったら、もっと民訴の論点を取り上げておいた方が良かったですね。
 他の報告者の二人と、司会者、八田先生も本当にお疲れ様でした。

投稿者:cowardly 

 今回はNHK記者取材源証言拒否事件での報告でしたが、報告者の立場として論点が絞り込めていない等、とにかく反省しっぱなしです。この反省を活かして次回の個人報告の際にはしっかりしたものができるようになっときます。
 司会のpinoさん、とにかくお疲れ様でした。みけねこさん、アリエさん、集合に遅れたり、色々でご迷惑おかけしました。

投稿者:アリエ 

 投稿が遅くなりすみません。
 今回は初めての発表でしたが、反省すべき点ばかりで…発表の難しさを痛感しました。
 次回の発表では、反省点を改善できるようがんばりたいです。

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第5回(2007年5月18日・金)〜グループ報告4:公務員の基本権(『憲法学の現代的論点』第11章、担当:pino、タラウ、pandemonium、司会:みけねこ)

投稿者:pandemonium   #030 

 今回の報告のテーマは公務員の労働基本権についてでした。
 報告者として、まだまだ準備不足であったことに加え、いざゼミの場で質問や意見が出るといつものように考え込んで答えを用意するまでに時間がかかってしまい、pinoさんやタラウさんにかなり迷惑をおかけしてしまいました。。。
 今回は、上で挙げたもの以外にも個人的に反省すべき点の多い報告になってしまいましたが、それらに気づかせてもらったという意味では、大きな収穫があったと考えています。これからは、ゼミの場において周囲のみなさんのようにすぐに的確な発言ができるよう、考えるスピードを上げることについて特に注意していきたいと思います。
 最後に、「画餅」・・・もう一生間違えることはないと思います。南野先生、ご指摘ありがとうございました。
 pinoさん、タラウさん、そして報告の司会をして下さったみけねこさん、お疲れさまでした。

投稿者:タラウ 

 まずは、謝罪をば。レジュメの訂正箇所があり得ない数なのはひとえに私のせいです。深夜に寝ぼけながら校正作業した愚か者の仕業です。本当に、申し訳ありませんでした…さらに言うなれば、pandemonium君に『画餅?えもちって読んでいいんじゃね?』と辞書で調べもせずに適当なこと言って赤っ恥かかせたのも私です。本当に、申し訳ありませんでした…
 岩切先生の合憲説になんとか反論を試みようと準備してきましたが、グダグダな論展開でしたね。本当に、申し訳ありませんでした…結局謝罪しかしてないことに気づきつつ、『この調子でロシアンルーレット大丈夫か?』と警鐘モノの頭の回転具合を嘆きつつ、反省しきりのゼミ風景リポートです。
 pino先輩、pandemonium君、司会のみけねこ先輩、そして鋭いツッコミで焦らせてくれた皆さん、お疲れ様でした。

投稿者:ぼらんち 

 今日は公務員の労働基本権ということで、報告の方々お疲れ様でした。
 自分も報告者と同じく、全農林判決はやはり"やりすぎ"の感があり、かといって民事免責までは認められないような気がします。しかし民事責任は免れられないと考える根底には「公務員だから」というのが前提にあるのも事実で、そうだとすれば♯66のいうように一律制約することも合憲とした方がむしろ一貫していてあり得る考え方だとも思います。
 ただ、仮に一律制約することが合憲だと考えたとしても、それに見合った代償措置を確保することは重要だと思います。現状では公正・中立な機関として人事院が設置してあるものの、国会には人事院勧告に対して応諾義務がないということで未だ代償措置として不十分ではないでしょうか。 
 公務員といっても週休二日で夕方五時に帰って来る公務員もいれば、夜三時まで国民のために頑張っている公務員もいるということで、とりわけ後者の公務員には刑事罰から解放させてあげるべきだというのが個人的な感想です。

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第6回(2007年5月25日・金)〜グループ報告5:最高裁大法廷2006年10月4日判決(参議院議員定数不均衡訴訟、担当:ありーご、フェレット、武蔵、司会:Get Any Suika)+太宰府ドライブ

投稿者:ひらめ 

 議員定数不均衡の問題は、いつ考えてみても、これという答えをもつのが難しいしいなと思います。報告班が提示した「地域ブロック制」を初め、ゼミ中には様々な案が活発に出され、議論されていましたが、いずれをとるのが最善か釈然としません。
 個人的には、そもそも議員配分の問題が司法判断に適合するのかという点に些か疑問・不安を覚えました。適合するとして、その中で司法が果たすべき役割とは何なのか。政治や民主政において重要な意義をもつ問題であるからこそ、司法に解決や監視のようなものを期待しつつ、それだけではなくて同時に司法の立場などについてよくよく検討していくことが大切なのではないかと思いました。
 最後に、報告担当の皆さん、司会の Get Any Suika さん、お疲れ様でした。

投稿者:フェレット 

 最初は、違憲判決が出た後に選挙は無効となるのか、また衆議院の場合はどうなのか等、私たちが論点にしていなかったところを突っ込まれたので、どうしようかと思いましたが、途中から議論が盛り上がったので、報告した甲斐がありました。報告が終わってほっと一息着いたところですが、これから今度のロシアンルーレット回に向けて準備をして、自分が取り上げた論点以外のところを突っ込まれても答えられるようにしておきたいと思います。最後になりましたが、報告者のありーご先輩、武蔵くん、司会者の Get Any Suika 先輩どうもお疲れさまでした☆

投稿者:武蔵   #035 

 今日の発表はとても緊張していたのですが次第に緊張もとけ、議論が活発になってなによりでした!ありーご先輩、フェレットさんには迷惑をかけてしまって申し訳なかったですが無事に終わってよかったです!お疲れ様でした(^O^)

投稿者:りょうちん 

 久々です(^o^)/本日は参議院議員定数不均衡訴訟についてでした。盛り上がりましたね! 南野先生も楽しかったみたいでよかったです。来週はオレらなんでがんばります(≧ω≦)b お手柔らかにお願いします!

投稿者:ぼらんち 

 今日は参議院定数配分訴訟を扱いました。平等を重視するか、国会の裁量を尊重すべきか、裁判所の判断手法等も絡み難しい問題でしたが、様々な意見が飛び交い、最近の沈滞ムードを多少は打破できたと思います。2年の法政基礎がすごいらしいので、それに負けぬよう(負けたらやばい)次回以降ももっと活発な議論ができるようにしゃべりまくりましょう!自分自身も貢献できるよう頑張ります。去年は自分も無口派で自分の考えを伝えることを躊躇した時期もありましたが、やっぱり思い切って伝えた方が自分にとっても得策だなって振り返って思いますよ。てな感じで以上先輩面をしてみました(笑)。
 さて、ゼミ後は若干店の衛生を気にしながら夕飯を済ませ、途中から合流した先生と紀伊國屋が新たにできたゆめタウンに行き、そして先生の車でありーご、三日月、 pandemonium と共に三日月家のある太宰府に行きました。たまに発症する先生の病気、じゃなくてすばらしいご趣味であるため、4人はそれぞれの思いを胸にしまい高速に乗っちゃいました。とりあえず三日月家はでかかったです。その後近くの由緒ある「旧」国宝でお手洗いを拝借し、福岡に戻ってラーメンを御馳走になりました。
 なかなか展開の読めないリポートになってしまいましたが、今日のゼミ後の「時間配分」についてはきっと「合憲」だったと思います。先生、どうもありがとうございました。

投稿者:pandemonium 

 今回の南野ゼミ報告のテーマは参議院議員定数不均衡訴訟でした。報告者の皆さん、司会者の GET ANY SUIKA さんお疲れ様でした。
 闊達な議論が交わされていましたが、今回もゼミの最中、皆さんの話を聞きながら終始僕の頭の中はグルグル回っていました。
 個人的には、参議院に対し衆議院とは異なる「良識の府」としての役割を期待するのであれば、#66君、MJ君の意見はもとより、先生が提示された貴族院の考えというのもまた検討すべき点を含んでいるようにも思われました。
 さて、ゼミ後についてですが、まず夕食を食べに行きました。妙に長いブロッコリーが登場したり、場に似つかわしくない珍客が食べ物の周りを颯爽と飛び回っていたり、丼の数が足りなかったりとハプニングはあったものの非常に楽しい時間でした。それから、先生、ぼらんちさん、ありーごさん、三日月さん、#66君と一緒にゆめタウンの紀伊国屋へと足を運びました。憲法学の現代的論点は「まだ」置いていなかったようです。。。
 そこから、#66君以外のメンバーで先生の車に乗りそのまま三日月家のある太宰府へ赴き、帰りの道すがら「旧」国宝なるお寺に寄ってみたり
なんかしつつ、市内のラーメン屋さんに到着してそこでラーメンをご馳走になりました。
 なんだか冗長なリポートになってしまいましたが、先生、今回はどうもありがとうございました。

投稿者:Get Any Suika  

 まずは、報告者の皆様お疲れ様でした。報告レジュメも読みやすかったし、テンポよくスムーズに(?)発表していたので、議論が盛り上がったというのも報告者の頑張りがあったこそだと思います。
 さてさて。今回のゼミは議員定数不均衡判決をあつかったもので、議論の中核となったのは、参議院の「特殊性」と「投票価値」の平等との比較衡量…だったかと思いますがどうでしたか?今回もややこしい…はっきりした結論がでないまま終わってしまい、自らの司会能力のなさを思い知りました。
 その日の夜、「朝生」を見ました、終わりまで。つかれました…。いろいろな議論が飛び交っていましたが、自分なりのまとめみたいなものを挙げて風景リポート終わります、せっかく起きてたんで。
 結局議論としては、「憲法改正・9条改正・自衛隊のありかたなどなどの問題に際し、究極的には国民の意思に委ねるべきである。それが国民主権だ!そのための国民投票法だ!」的な話に収束したかと、多分。違ったらごめんなさい。個人的には「9条と1条は表裏一体の関係だった」「辻元さんの天皇民営化論(笑)」という議論をもっと聞いてみたかったんですけどねぇ…。正直、あまり割に合わない週末の夜でした。

投稿者:ありーご   #040 

 参議院定数訴訟には以前から関心があったので、今回詳しく調べられて良かったです。
 衆議院については、かなり勉強不足で、甘い勉強を反省していますが、議論も盛り上がったようだったのでその点はよかったです。
 ダメな先輩でフェレットさんと武蔵くんには大変ご迷惑をおかけしましたが、今回一緒に発表をして、二人のことが大好きになりました。
 レク担当としてこれからも仲良くしてください。お疲れ様でした。
 ゼミ後の天ぷら、その後の大宰府もとても楽しかったです。あの真っ暗だった旧国宝のお寺もいつか明るいときに行ってみたいです。
 次なる試練はロシアンルーレット・・・みなさんがんばりましょう。先生、ラーメンご馳走様でした。美味しかったです。

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第7回(2007年6月1日・金)〜グループ報告6:恵庭事件 (担当:ひらめ、三日月、りょうちん、司会:ぐらすホッパー)

投稿者:ぐらすホッパー 

 今回見事当りを引き当てた(苦笑)こともあり、久々に投稿させていただきます。今回のテーマであった恵庭判決ですが、実はこのゼミで取り上げられるまで存在すら知りませんでした(お恥ずかしい……)。というわけで、今回の一番の収獲はこの事件の存在と意義を知ることができたことでした(苦笑)。議論のほうも、なかなかに盛り上がったので、最後のグループ発表としてはかなり良かったんじゃないかと思っています。最初に指名された時にはヘコんだ司会役もそれなりに楽しかった(?)ので、今日のゼミは非常に満足できるものでした。来週からはいよいよ個人発表が始まりますね。アリエさん、トップバッターとして、がんばって下さい!
 P.S: Pandemonium 君、乙彼(^_^;)

投稿者:#66 

 今日は恵庭事件判決ということで,今年度初の統治機構に関するテーマでした。統治機構はどうも苦手な印象でした。これから制覇していきたいと思います。
 さて、今日の議論ものっけから先生にしゃべられてしまったという感じでした。質問は?と聞かれるのはわかったことなんだからパッと反応できるようにもう少し思考しながら報告を聞きたいと思います。先生と報告者のやりとりにも途中から置いていかれて、予習もまだまだ足りていません。
 それから、これまでも薄々感じてはいたのですが、先生に指摘され、如何に自分の考えをうまく伝えられていないかを改めて感じました。
 報告者とやりとりするなかでも、自分の考えもうまくまとめられず、当然それを表現できず。結局、先生に間に立ってもらって整理してもらうという形になってしまい、自然と先生の口数も増えてしまうと言うことになってしまいました。
 正直、今日はあれだけ先生に喋られて悔しかったです。もっと処理能力をあげて、もっとうまい言語表現ができるようにがんばろうと思います。
 以上、この場をお借りして決意表明させていただきました!!
 後付けになりますが、報告者のみなさんお疲れ様でした。次回から個人報告に移っていくので楽しみにしています。

投稿者:りょうちん 

 お疲れさまです(^o^)/本日発表でした!今日は恵庭判決についてでした。最初はどうなることかと思いましたよ(^_^;)緊張で噛むし、声震えてたし。途中から議論らしくなってきてよかったです。大変でしたけど、大きなミスなく終われてよかったです。つぎは個人報告がんばります。(*^_^*)

投稿者:三日月 

 初リポートです。前回は自宅まで送ってもらいながらリポートを書かずすみません。。
 今回は報告だったのですが、ほかの2人に頼りっきりで申し訳なかったです。
 次回からいよいよ個人報告になります。コメンテーターも作るみたいなので、これまでとはまた違う感じになるのかと思います。何にせよ、皆様、私が報告のときはお手柔らかに…。

投稿者:ひらめ   #045 

 グループ報告の締めくくりとなった今回は、他の回とは異なり、たまたまテーマの選択が自由だったため、三日月とりょうちんには個人的に興味のあった「恵庭事件」か「裁判官の良心(南野説の検討)」かという、偏った選択肢を提示して、かくかくの事情で恵庭に決まったのでした。「恵庭はつまらない」と下馬評に上っていましたが、色々な意味でスケールの大きな事件・判決だなというのが報告を終えての感想です。
 様々考えられうる論点のうち、今回は「常に憲法判断が先行されるべきか否か」という一点に絞って検討しましたが、それでもひろく違憲審査制をめぐる問題が当然ながら関係してきます。そうした点も含めて、十分な検討ができず、あまり納得のいく報告にはなりませんでしたが、ゼミにおいて皆さんの意見を聞くことができて改めて疑問に思うことや考えることがあり、それらを今後に生かし、また考えていきたいと思います。
 三日月、りょうちん、それから司会を務めてくれたぐらすホッパー、お疲れ様でした。それから、#66、21歳おめでとうでした!

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第8回(2007年6月8日・金)〜個人報告1:少年事件報道と人権(担当:アリエ、コメンテーター:#66、司会:ありーご)

投稿者:ぴろこ 

 アリエさん、お疲れ様でした☆ 今日は今まで考えたことのなかった論点で難しく感じました…
 少年法の立法目的までも絡んできたりして混乱しました(´・ω・`)
 マスコミの影響や実名報道の存在意義など考えさせられました。論破するには頭の回転が足りません。
 頑張ります。。

投稿者:アリエ 

 今回は個人報告でした。
 報告者の立場ながら、予習不足と自分の発言能力のなさのために何度も言葉につまってしまいすみませんでした_(._.;)_
 稚拙な報告ながら、たくさん発言してもらったので、次回からはわたしも何か発言できるようにしたいです。
 そして来月には第一回目のロシアンルーレットがあるので、そちらもがんばりたいと思います。

投稿者:pino 

 今回は少年事件報道と人権というテーマでした。少年事件と報道との関係は以前から興味があったので考えさせられました。
 議論の中で気になったのは61条の位置付けです。確かに61条は少年法の更正目的を反映している条文と言われますが、罪が大きい程保護されるべきとは考えにくいと感じました。自分は、61条は「少年」に対する適正手続保障の側面が強いのではないかと思います。社会的に未熟とされる少年が成人と同様の報道にたえうるとは言い難く、また実名報道により元いた環境に戻れないばかりか世間的にも排除されることは、社会基盤が安定していない少年にとって厳しいと思います。
 とはいえ、報道による影響は成人にも多大には違いないと考えると少年法の規定は素直に納得しにくいとも感じます。少年法は奥深いです。

投稿者:Get Any Suika 

 報告のテーマは「少年事件報道と人権」ということで、憲法以外の領域からのアプローチ必須の議論なので頭がこんがらがり、整理に時間がめっちゃかかりました。
 自分はこの議論にあたって、問題点は「国民の知る権利と加害少年の名誉・プライバシーもしくは成長発達権とが対立している状態で、どっちが優位に立つのか」ということかなあって思っていました。先生の意見に相乗りするのはなんだか卑怯みたいな気がしますが、なんでもかんでも知る権利でまとめようとしている気がしてどうも納得がいきませんでしたね・・・。それよりも、自分個人の意見として、ネットでの匿名による加害者情報の暴露を厳しく取り締まるべきじゃないかなあっと思ったんですが・・・その点で某論文の「実名報道すべき根拠」のなかには説得力が欠けてる気がしました、なんとなく。
 なんか偉そうに語ってしまってごめんなさい。今報告は刑事政策の知識皆無の自分にとっては非常に勉強になりました。特にひらめさん・三日月さんの「少年法は刑法の子供版というわけではないから、じゃあ大人の場合はどうなんよ?みたいな議論は
するべきでない」という意見はなるほどなあって思いました。僕のとなりの彼はあんまり納得しかねてたみたいですが笑
 ともあれ、短い期間でこれだけの論をまとめたアリエさんにはただただ感心するばかりです。本当にお疲れ様でした。今度こそ先生が補足をしてくださらなくていいような議論ができれば、と思います。

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2007年6月15日は休講とします。補講を2007年9月28日(金)に行う予定です。

2007年6月22日は休講とします。補講を2008年1月18日(金)に行う予定です。

2007年6月28日・木 3ゼミ合同コンパ

 

第9回(2007年6月29日・金)〜個人報告2:外国人の人権(担当:三日月、司会:武蔵、コメンテーター:pino)

投稿者:ぼらんち   #050 

 今日はテーマが外国人の人権ということで、てっきりフランス人のエッちゃんが来るのかと思っていましたが、そんなことはなく普通に始まりました。
 さて、外国人の人権についてはマクリーン事件が「性質説」をとったことは有名でしたが、報告者は、憲法上の権利は外国人については及ばず国際法の領域で考慮すれば足りるという旨の主張でした。確かにそれで現実的な不都合性も少ないとは思いますが、僕は Get Any Suika君の「どうも納得いかない」という気持ちに共感しました。
 というのも、最高裁が国際法を裁判規範とすることに積極的でないからです。外国人の中には特別永住者等自己の意思に基づいて日本に住んでいるのではない者もいるので、国の最高法規たる憲法がそのような者に対して全く適用されないというのは若干問題があるような気がしないでもありません。ただ、先生が言っていたように「憲法は万能じゃない」と割り切ってしまえば、他の方策で保障してもいいのかなとも思いました。
 次回はいよいよ厄介なロシアンルーレット回ですね。……どうなるんでしょう?笑 議論は白熱するのか、それとも不発に終わるのか!?一体予定通り四回行われるのか、それとも来週限りのルーレットなのか!?とりあえず準備を頑張ろうと思います↓

投稿者:Get Any Suika 

 まずは、報告者の三日月さん、本当にお疲れ様でした。俺がロシアンの前に発表しているとしたら、たぶん睡眠不足で死んでいたかもしれません。
 今回の議論は、またまた先生主導で進んでしまったため、ちょびっと反省しています。やっぱり先生の言うように、「国民」要件を法律に丸投げしていることが問題というのが明快でわかりやすいかなあ、って思いました。しかしながら、これは結局のところ水掛け論になってしまいますが、ゼミの中で言いかけましたように、新しい憲法制定過程において、外国人の基本権保障についてまったく考えていないというご意見はおかしいと思います。あるいは、国際法にお任せという姿勢だとしても、それをあまり明確に明文化していないのも妙だなあ…というのが正直な意見であります。要は、外国人の人権問題をさも「日本国憲法が予期しなかった状況」というのはどうなのかなあ…と思いました。まあ、自分としてもあまり根拠なき反論というのはわかっていてのものだったので、これ以上何ともいえませんが、何か根拠となる史料を探してみたいと思います。
 閑話休題。ゼミ終了後、#66君と飯を食いに行ったわけですが、そこで「先輩は疑問提起ばっかで終わってるから、もっとちゃんと意見を言ってほしい。」と言われました。確かにそうだなあと思い、次回はもっと積極的に発言を言えたらなと思います。
 最後に、野球に興味のない先生にとっての投手戦&サヨナラ勝ちってのは…面白かったんでしょうか?笑

投稿者:pino 

 久々のゼミ、お疲れ様です。今回は外国人の人権がテーマでした。丁寧なレジュメでとても分かりやすかったです。なのにディスカッサントながら上手く問題提起できずにすみません。
 自分が外国人の権利が憲法で認められる必要があると考えたのは、人権保障において形式的に国際法と憲法は優劣関係になく、またある国の法体系で暮らす以上、憲法が自国人へ与えている以上の権利を外国人に認めることはできなかろうという考えの上だったのだと思います。ただ、外国人の人権が問題になるのは自国人より不利益に取り扱われる事例だということを踏まえれば、国際法をより適用すべきだという意見に納得がいきました。
 次週はロシアンルーレットの初回です。名前が名前だけに緊張しますが、頑張りたいです。

投稿者:タラウ   

 まずは報告者・コメンテーター・司会の御三方お疲れ様でした。レジュメも悪名高い(?)ロシアン直前の時期に作られたとは思えぬ出来っぷりで、ああロシアン直後個人報告の私にしたらプレッシャー以外の何ものでもねえや!と、やさぐれております。
 さて、今回は冒頭の微妙な空気の中でのすべらない話的発表しかしてないので(そして、見事にすべるわけであります)、ここに私見をまとめておこうかと思います。まず、報告者の意見である「外国人の人権保障は複雑な解釈論になる憲法上で行うよりは、別体系の国際法上で保障すれば足りる」という考えに対しては、なるほどそれは確かに一理あるとも思いましたが、やはり丸投げは良くないのではないかと考えます。仮にも一国の最高法規である憲法ですから、それが国の中で国家を縛る法規であっても、外側の視点から見れば、世界の中の一国を縛る法規なわけです。憲法の対外性がいかほどまであるかというのは疑問の余地が残りますが、一国を代表する法規が外国人の人権についての考察を放棄することは若干問題あるのではないかと考えるわけです。といっても、抽象論になってしまうために具体的な法運用を目指す報告者の三日月さんや#66君とは議論にズレが生じてしまいそうですね。やはり運用段階では、それが裁判規範として活用されうるならば、国際法の方に軍配が上がるかもしれません。
 あとは、確かりょうちん君が言及していたと思うんですが、憲法と条約とどちらが上位規範となるかについて。ピラミッド型の一元説がケルゼン以降の通説だったように記憶していますが、国内法と国際法じゃ性質もガラっと変わる部分もあるでしょうし、条約の性質によって憲法との優劣を確定するフレキシブルな二元論を採用してもいいんじゃないかなぁと思いました。凄まじくアバウトな考え方だとは自認しております、はい。
 さらに申すなら、フェレットさんと一緒にご飯食べに行ったときに見かけた「タクシーがなかなかつかまらない先生の図」はなかなかに見物でした。白熱の投手戦に先生が何を感じられたかは誰ぞついに知らず、といったところでしょうか(笑)

投稿者:三日月 

 拙い発表ですみませんでした。とりあえずかみまくりでしたね…。コメンテーターの pino 先輩と司会の武蔵くんには申し訳なかったです。。二人ともありがとうございました&お疲れ様でした!
 みなさんからの指摘で私も準備不足な点が多々あり、もう一度考え直さないといけないなと思いました。
 次回はいよいよロシアンですね…私は胃が痛くなりそうですよ(笑) 何はともあれ頑張りましょう!

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第10回(2007年7月6日・金)〜ロシアンルーレット回1:憲法第9条(報告者:ありーごディスカッサント:MJ、司会:ぴろこ)

投稿者:ぴろこ   #055 

 今日はロシアンルーレット回でした…ゼミが始まる段階で疲れちゃぃました(´・ω・`)
 憲法9条といぅテーマで、おのおの調べた細かいテーマは違いましたが、議論が二転三転し楽しかったです。
 日本は安保を放棄して永世中立に、それが憲法の要請に適うものでしょう。
 日本が非武装になってどこが攻めてくるの?っていう先生のご指摘は今まで考えたことなかったことでした。
 まぁ実務上ではまたいろいろあるのかもしれませんが。
 なんにせよありーご先輩お疲れ様でした(●´∀`●)

投稿者:アリエ 

 今回は初めてのロシアンルーレット回でした。ありーごさん、そしてみなさんお疲れさまでした。わたしは平和的生存権については調べておらず、知識もあまりなかったのですが(汗)発表はわかりやすくまとめられてあってよく理解することができました。
 終盤で非武装中立論の話になり、わたしは憲法改正をして武装した方がよいと思っていたのですが、反対派の意見を聞いているうちに、日本の外交政策としてそれもありえるなぁ、と納得してしまいました。
 ともあれ相変わらずとんちんかんな発言しかできませんでしたが( ̄_ ̄;、ロシアンルーレット残すところあと一回、がんばりたいと思います…●”・)

投稿者:cowardly 

 ありーごさん、報告ご苦労さまでしたm(__)m
 今回は憲法九条というだだっ広いテーマで…(;^_^
 後半の非武装中立論の話のなかで、日本が非武装となったとして国際的な制裁を受けると分かっていながらどこが攻めてくるん?という南野先生の発言から考えると、国連という公式の形を通す通さないは別として集団安全保障体制って意外と機能してるような気がしました。ただ非公式にやっちゃうと Get Any Suika さんの正しい戦争論に抵触するから……難しいところです( ̄〜 ̄)

投稿者:Get Any Suika 

 ゼミ前にひとつわかったことは「雨の日の白線は危ない」ということです。皆さん、ほんとに気をつけましょう。俺も、ほんとに軽い捻挫で済んだのが奇跡でした。人生のなかの限りある幸運を使い切ってしまった感があります。怖いです。
 さてさて。ゼミは憲法9条を主なテーマとして進んでいきました。最後らへんは、なんか俺のせいなのかが定かではないですが、ともかく思想論ばっかになって、すいませんでした。次回は空気読みます。

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第11回(2007年7月13日・金)〜個人報告3:天皇の法的地位(担当:タラウ、司会:pandemonium、コメンテーター:りょうちん)+前期打ち上げコンパ@一番どり

投稿者:タラウ 

 ロシアン直後発表の事実&報告作成中に2回レジュメデータが消えるという絶望を克服した先にあったのは、悲惨な報告当日でした…ということで、前期最終回なのに議論が異様に盛り上がらなかったのは、偏にわたくしのテーマ設定ミスが原因であります。抽象的テーマが議論に向かないという事実を知ったことが本報告における最大の収穫でした。チョイスした論文に対する周囲の意見も『意味不明』が過半数を占め、『うん、ごもっともです』としか言い様のない始末です。報告者自身、質問に対して明確な解答を提示できなかったことが少なくなく、反省しきりです。感覚的にわかっている事柄を理論的に説明することの難しさを思い知りました。ゼミの皆さん本当にごめんなさい。司会のpandemonium君、コメンテーターのりょうちん君、お疲れ様でした。そして、報告にお付き合い頂いた皆さん、有難うございました!
 で、打ち上げコンパは…問題発言が多数出てましたが、敢えてスルーの方向で参ります(笑)

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2007年8月23日〜25日 3ゼミ合同夏合宿@九大山の家

投稿者:フェレット   #060 

 二泊三日のゼミ合宿、どうもお疲れ様でした。さて、簡単にこの三日間を振り返ってみたいと思います。
 まず、一日目は、バスがなかなかこなくてあせりましたね。荷物は後ろに積み込み、席が足りるか心配でしたが、意外と足りるもんですね。そして、予定より少し遅れて九大を出発。昼食は桂茶屋というところでとりました。店員さんが語尾に「ぽん」をつけると聞いていたので楽しみにしていたのですが、普通の話し方だったので少しがっかりでした。そして、予定より少し早く山の家に到着。その後、体育館で卓球大会をしました。二回戦で、残念ながら優勝者の吉田君にあたってしまい、負けてしまいました。その後、#66君とバドミントンをしましたが、気圧のせいでまあシャトルが良く飛ぶこと飛ぶこと。いっぱいアウトしました。夕食は豪華になっていて少し安心しました。肉のてんぷらにはさすがに驚きましたが・・・次の日山登りということもあってみなさん結構早く就寝していました。
 二日目。笠木先生は山登りに乗り気だと聞いていたのに、朝食の時、「登りたくなくなってきた」とおっしゃっていて驚きました。登山はきつくて高校時代の持久走を思い出しました。でも、天気が良くて素晴らしい景色をたくさん見ることができたので、登ってよかったと思います。もしもまた山に登ることがあったら、そのときはもっと登山に適した靴を履いていこうと思います。その後、山の家に帰ってきてからチーム対抗バレーボール大会をしました。久しぶりのバレーであまり自信がなかったので、空いているコートで、MJ君の指導の下、練習をしました。練習の成果もあって、サーブは一本しかミスらなかったし、チームとしても優勝することができたのでよかったです。野球の応援、楽しみにしています。夕食後、南野ゼミは報告の予定でしたが、中止になり、かつ、ロシアンルーレット回もなくなってうれし・・いやとても残念です。次の日はもう帰るだけだったので、夜はみんな結構遅くまで起きていたようです。私もいったんは寝ようと床に就いたのですが、なんだか寝るのはもったいない気がして結局朝まで起きていました。徹夜組はみんな頭が朦朧としていて、笑いのツボがかなりの低レベルのものとなり、しまいには「いないいないばあ」というだけで大爆笑でした(笑)でも、二年生の中尾君を始め、徹夜組のみんなが話を盛り上げてくれたおかげで、何だかとても楽しくて朝がくるのが早く感じました。
 三日目。山の家を出発。夢大吊橋に行きました。渡ったのは初めてで、意外とゆれることに驚きました。橋を渡りきった後も、平衡感覚がおかしくて、まだゆれている感じがしました。帰りのバスは皆さんさすがにお疲れのようで、爆睡していました。九大に到着し、「家に帰り着くまでが遠足です」という決まり文句で解散となりました。
 この三日間、みなさんのおかげでとても充実した時間をすごすことができました。合宿幹事の三人やその他準備をしてくださったみなさん、こんなに楽しい合宿にしてくれて本当にありがとうござしました。また、このメンバーで飲み会でもしましょう。それでは三日間お疲れ様でした。

投稿者:ぼらんち 

 合宿お疲れ様でした。今年は天気にも恵まれて良かったですね。
 「今年の合宿は勉強もします!」と春先からM准教授は大橋ゼミに影響されてか威勢良くおっしゃっていましたが、そんな話も今は昔。春先には三本予定されていた報告は前期終わり際に一本に変更され、結局山の家に行ってみるとおじゃんになってしまいました。さすが南野ゼミです。『蜜室』の原本を用意してもらって報告前夜にひらめさんとみけねこ君と一緒に周到に予習していた自分にとっては、その予習の効果を発揮する場もなく、単に合宿に猥褻漫画を持っていって読んだだけという事実だけが残りました。しょうもない事実です。
 恒例の登山はやっぱりきつかったですが、一面霧しか見えなかった去年とは違って、今年は景色がよくてちゃんと得るものもありました。ただ、山焼けには無警戒で、あり得ない熱さのお風呂では涙が出そうでした。次があるかは分かりませんが、山に登る機会があったらちゃんと警戒しようと思います。
 登山の後のバレーボール大会ではさすがにみんな疲れていたのか、多少ぐだぐだ感も漂っていましたが、優勝できてよかったです。優勝商品はホークス観戦チケット、しかもあのVIPなスーパーボックスらしいので楽しみにしています。太っ腹な先生はきっと値段にびびることなく予約してくれると思います。頑張ってください(笑)。
 振り返るといろいろなことがありましたが、やっぱり一番良かったことは、普段あまり話したことのない人とも寝食を共にして仲が深まったことだと思います。また一ヵ月もしたら後期が始まりますが、これからもよろしくお願いします。#66曰く、前期は65点らしいので後期は一応もっと頑張ります。
 最後に、合宿幹事をはじめ準備をしてくださった方々、本当にありがとうございました。楽しい合宿でした。

投稿者:ひらめ 

 今年のゼミ合宿は、アツイ3日間でした。
 まずは、お天気。どんより愚図ついた天気だった昨年とは異なり、3日間とも快晴で、1日目の夜は綺麗な星空を、2日目は山頂からの美しい眺望を、3日目は吊り橋から真っ白な滝を見ることができて感激でした。地上より涼しいとは言え、あまりに良いお天気だったので、最初は内心、登山が嫌で嫌でたまらなかったのですが、ひとたび山道に足を踏み入れてみると、緑がキラキラと輝き、四方八方に感嘆しました。私にとってはこれで三度目の久住山でしたが、今回初めて頂上からの眺めを拝むことが出来ました。登山をさせてくださった先生方に感謝です。
 そして、メンバー。今年は他のゼミからの参加者も多く、また、皆さん非常に愉快な方々で、宴会は勿論、きつい登山でも笑顔が絶えませんでした。もみじ四兄弟など、思い出すだけでも顔がほころびます。勿論、南野ゼミの皆さんとも寝食を共にする中で、お互いのことを知る良い機会となりました。
 振り返ってみると、楽しいことばかりが思い出されます。これからも楽しくて充実したゼミを教室の内外問わずに行っていきたいですね。
 最後になりましたが、先生方には大変お世話になりました。素敵なゼミ合宿をありがとうございました。

投稿者:PROP(笠木ゼミ3年)  

 みなさん合宿お疲れさまでした。やっと全身の筋肉痛が治ってきたのでレポートを書こうと思います。
 そもそも合宿のまえに徹夜をして最悪のコンディションで臨んで、後悔から始まった合宿で、卓球大会も登山もきつかった印象しかなかったんですが、今思うとそれらすべてが楽しかったと思います。
 とは言え自分で反省する点もありました。飲み会では開始1時間もしないうちに脱ぎだして、人様に見せられない醜い体を曝してしまい、不快な思いをした人には大変申し訳なかったです。自分への戒めとして写真の削除依頼はしません。
 最後になりましたが先生方、幹事の方々は大変お疲れさまでした。素晴らしい合宿でした。

投稿者:#66 

 3日間お疲れ様でした。
 いやーもう楽しかったですね。普段はゼミ室でしか会わない人達と長い時間一緒にいて色々やって話して。。。たくさんの発見がありつつ,ゼミ生同士の仲もよくなって,ものすごく意味のある合宿だったと思います。
 スポーツ大会に登山に飲み会にって内容盛り沢山な合宿でしたが,個人的には夜の飲み会が一番だったかなと。保身の気持ち皆無で飲みまくりしゃべりまくりました!そうすることで初めて掴めるものもある!ww自分も問題になりそうな写真がありましたが先輩に倣って削除依頼はしません(o_ _)o
 先生方,ひらめさん初め幹事の方,合宿にそなえて準備をしてくれた方,ありがとうございました。
 ホントに楽しかったです♪また行きましょう♪

投稿者:MJ      #065 

 筋肉痛にはならず、口内炎がむっちゃできたMJです。
 合宿の雰囲気は良かったと思います。普段交流のない人と接する事もできたし良い経験でした。
 急遽開催されたバレーボール大会で初めてメンバーが一つになったり、先生に怒られたりといろいろありましたわ。そのうち野球観戦があるはずなので、また皆で盛り上がってより良いゼミになれば良いな!
 三日間お疲れさまでした。

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第12回(2007年10月5日・金)〜個人報告4:憲法25条の意義担当:武蔵、司会:タラウ、コメンテーター:三日月)+誕生日パーティー@ゼミ室

投稿者:武蔵   

 今日は久々のゼミでした。しかも、発表者でもあったので多少緊張してましたけど終わってホッとしてます。生存権の実現は思っている以上に難しいんだなって今日の議論をしてて思いました。憲法25条に関するみんなの考えが聞けてよかったです。拙い発表ですいませんでした!

投稿者:ぼらんち

 後期初っ端は生存権の法的性質についてでした。
 そもそも困窮者を国家が救済すべきなのかということから議論が始まり、社会権の法的性質、救済方法などについて色々な議論がありました。個人的には福祉国家理念に基づき困窮者を救済すべきだと思うので以下その方向で述べたいと思います。
 社会権の法的性質については、具体的権利性を認め、明らかに最低限度以下といえる場合には給付訴訟を提起できるという棟居先生の意見がありました。しかし、憲法の規定からそこまで保護できるかは多少疑問です。というのも、?最低限度以下だと認めてもらえれば生活が保障されるとなると、困窮者の労働意欲が低下するし、訴え提起が濫発して裁判所の過重負担になりそう?給付判決を得たところで根本的解決にならない(← cowardly くんが最後言ったやつ)?法規範性を強めるはずの具体的権利説が「最低限度以下のみ」の場合を強調することで、25条の機能する場面をかえって狭めていないか、と思うからです。
 難しい問題ですけど、やはり抗告訴訟や国賠の中で裁判所が判例変更して、既存の法律や給付基準を違憲と判断し、国会や行政府に変更を促すのがいいような気がしますますが…どうでしょう…?

 ところで、今日は18時半に終わり今期最短を記録しました。これからも短期集中でいきましょう(笑)。
 あと、今日は先生の誕生日(2日)を祝し、終了後ささやかな会がありました。先生おめでとうございます。ケーキおいしかったです。あ、ちなみに俺は1月生まれです。今回は先生やぴろこのお土産もあり、ゼミが終わった後は始まる前にあった空腹感が満たされてました。来週も何かあるんですかね?(^皿^)
 気付けばあと半年後には卒業してしまうので、後期色々と頑張りたいと思います。

投稿者:タラウ

 席取りに失敗した結果、司会に任命されてしまい、後期の出鼻を挫かれた感じです…

 少々疑問に思ったことを。25条に裁判規範性があるとしても、裁判所ができることは現行法制度の不備が違憲であることを『確認』することだけであって、最終的に実質の解決策を講じるのは立法と行政になる。となると、朝日訴訟・堀木訴訟では不利益処分や併給禁止規定が争点になっていたから、違憲無効になれば救済ができることになっていましたが、これが給付規定が生存権の要請を十に満たせていない場合の問題になると、それを違憲無効にすれば、不十分な給付をもっと悪いゼロにしてしまうことになってしまうのではないかと…訴訟法上の問題にもつながりますが、訴えの利益自体が消滅してしまう可能性があるのでは?と、ゼミでの争点とは若干かけ離れた部分に目が行ってしまいました。
 とはいえ、このケース以外では判例変更による救済可能性もあるわけですし、また、敗訴しても、社会保障の現状・問題点を提示したことにより立法・行政が解決に乗り出す事態もあったわけですから、その点において25条の存在意義は確認されると考えてもいいのかもしれません。

 しかしまぁ、レッセ・フェールによる社会的強者と弱者の階層分化に対する反省から生存権をはじめとする社会権が生まれたはずなのに、蓋を開けてみれば資本主義体制の中の格差は広がるばかりで最高に皮肉な条文ですね、日本国憲法第25条。(笑)

 余談になりますが、ゼミ開始前に(財布を忘れた愉快な)南野先生に連れられて#66君とpandemonium君と共に六本松までドライブ行ってきました。六本松までなのにETCを使った先生は偉大です。快適な旅を有難うございました。そして、改めてお誕生日おめでとうございます!

投稿者:三日月   

 後期最初のゼミは25条生存権に関するものでした。いきなりコメンテーターに指名され、正直ビックリしてあまりきちんと発言できていなかったような気がします。すみません。。
 これから格差社会が進んでいくとなると、生存権の問題はないがしろにはできないのではないかと思います。たしかに何が『最低限度の生活』かを定義することは難しいですが、もし立法が具体的対策を取らないならば、裁判所が判例変更し、これまでの消極的姿勢を見直していくことが必要なんじゃないかなと思いました。
 最後になりますが、発表者の武蔵君、司会のタラウさん、お疲れ様でした。あと南野先生、お誕生日おめでとうございました(*^∀^*)

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第13回(2007年10月12日・金)〜個人報告5:「チャタレイ事件」とわいせつ概念(担当:ぐらすホッパー、コメンテーター:cowardly、司会:アリエ)+食事会@帰郷

投稿者:pino   #070

 お疲れ様です。今回は「チャタレイ事件」とわいせつ概念というテーマでした。議論の中で、わいせつ表現が表現の自由として強く保護する必要性はないのではないか、というような話が興味深かったです。帰宅してぼんやりと悩んだのですが、私は表現に優劣をつけることはできないと思います。
 わいせつ表現を見たくない・見せたくないと言う第三者への保護や幼年少者へ与える表現の影響を鑑みると、やはり規制の必要性はあると思います。しかし、政治的発言であっても低俗なものもあり得、また江戸時代に禁令を敷かれていても後世では文化的価値のあるものとして残されている文献(好色一代男等)もあり、公権力が刑罰を科して一定の表現を規制することは単に性道徳の押し付けだと思います。
 時・場所規制で十分なのではなく、時・場所規制しか政府の介入を許さないのが表現の自由なのではないのかなと思います。兎にも角にも、発表者及び司会者、コメンテーターの方々、お疲れ様でした!

投稿者:Get Any Suika 

 流れに流れた本報告でしたが、前半はともかく、後半は、まあ、いい議論になったんじゃないんでしょうか?ただ、先生の司会っぷりが異常だったので、今後司会者になるようなことがあればあれぐらいのさばけ方ができたらなーと思います。
 報告に言及する前に、判決文をダウンロードするという簡単なことを忘れていました。4月の心を取り戻さねばなりません。こんな怠けた態度のまま卒業する(たぶん)わけにもいきませんし、報告者に失礼ですし。戒めとして先に書いておきます。
 いわゆる刑法175条については、川口由彦氏(法制史学者)の著書『日本近代法制史』(新世社、1998年)をゼミ後に読みましたが、同条の立法趣旨等に直接言及はしていませんでした。ただ、当時の出版法制には「風俗ノ壊乱」を防ぐ意図もあったということからみても、やはり175条はそのような趣旨だったのかなあ、と思いました。
 合憲性については#66やぼらんちくんのように「結局時・場所規制じゃ漏れるから、全面的に禁止の方向で」という根拠付けはわからなくもないですが、そのような考え方というのはお二人が加えて言ったように「完璧な時・場所規制があったらOK」という理論の逃げ道があって、全面的禁止の積極的な理由にはなってないんじゃないかなあっと思いました。
 現代は加えて有害図書なるものがありますが、そういうものを持っている自分としては、なかなか看過できないものがありますね。

投稿者:ぼらんち 

 今日の議論はおもしろかったです。わざわざ『蜜室』を予習した甲斐がありました。きっと合宿で読んだ人も同じ気持ちだと思います。
 さて、家に帰ってふと蜜室…じゃなくて教科書を読み直してみました。長谷部先生の本では(報告にもあったように)、猥褻規制の正当化根拠を第三者保護に求め、そのためには時・場所・方法規制で十分で175条は違憲だという旨の主張が書かれていました。他方、野中先生他の本では、そうはいっても時・場所・方法規制では不十分で175条を限定的に解釈すれば違憲とまではいえないという旨の主張でした(中村先生執筆)。少し嬉しかったです。
 表現の自由は他の自由よりも厚く保護する必要がある=「時・場所・方法規制」となるのではなく、猥褻規制の目的である第三者保護のために当該規制が実効的な最小限度の規制といえるか否かを規制側が立証責任を負う(厳格審査)のであって、証明に成功すれば当該規制は合憲であるといえると思います。そして、現代のようにインターネット等で容易に入手できる環境下では時・場所・方法規制の不十分さを証明すことは可能なわけで(きっと)、積極的に理由付けることも可能だと思いました。
 とはいえ、自分としては175条の猥褻規制を合憲と考えることが、少なくともゼミ内の「社会通念」だと勝手に根拠なく信じていたので、最後の最後にみんなの考えを聞いて「あれ?」と気づきました。やっぱ社会通念って難しいですね。次回はもうちょい早く気づきたいです。

投稿者:タラウ 

 日を置いて改めて蜜室判決の判決文を読むと、最高裁が175条の保護法益について、弁護側の『見たくない自由の保護』を規制目的とすべきという主張に対し、立法政策の在り方の一つとして弁護側の主張を一定程度認めつつも、究極的には『性的秩序・最低限の性道徳・健全な性風俗』にこそ保護法益があると断定している時点で全面規制合憲の結論ありきの考えが読み取れる気がします。しかし、そのような性風俗概念自体も社会通念同様時代と共に移ろい行くものであって、少なくとも『性風俗乱れるからアウト』というような簡潔かつ単純な理由で猥褻規制を合憲に出来るかを考えると、やはり現代では疑問が残ります。かといって、時・場所規制の不十分さは、ぼらんち先輩と#66君が指摘する通りですし…やっぱり、全面規制合憲の方向に持っていくほかないんですかね。有害図書を持ってない私にとっては、特筆して看過できない事態でもありませんが。
 前回のリポートに引き続いての余談ですが(先生に思い出は書き残すべきと言われましたので)、ゼミ終わりに数名で『帰郷』へ御飯食べに行きました。そこで起こった『待てど暮らせど酢豚が来ない』事件はなかなかに衝撃的なものでありました。ぴろこ、ドンマイです。あと、マヨネーズの量が半端なかったです。国民総マヨラー体制における唐揚定食でした。最後になりましたが、先生、餃子ご馳走様でした!

投稿者:アリエ 

 今回は初めてわいせつ表現についての報告でした。ぐらすホッパー君お疲れ様でした。そして司会者の役割を果たせずすみませんでした…
 わたしは、予習の段階では175条は違憲で、その方向しか考えられないのではないか、と思っていたのですが、議論を聞いていると時・場所規制では不十分という意見も多数あり、説得的でした。次回からは、自分とは反対の立場ではその問題はどのように考え得るのか、もっと深く考えてこようと思います。

投稿者:ぐらすホッパー   #075 

 (かなり)遅くなりましたが、レポート書きたいと思います。ようやく終わった…(*´Д`)=з、とりあえずそれが正直な感想です(苦笑)。当初はまさかこんなに間延びするとはおもいもしませんでした。ただ合宿の時よりも練ったレジュメに作り直すこともできたし、結果的にはこっちの方がよかったんじゃないかと思います(今回発表で使ったver.2は合宿の時に持ってきたver.1よりも私見部分が半ページぐらい長くなってます)。あっ、そういえば Get Any Suika さんは私見の締めくくりの書き方が個人的にツボだったそうです(何故?)。
 議論の方も、おかげさまでなかなか盛り上がったのでホッとしました。議論では主に時・場所規制の有効性についてが問題になりましたが、結局わいせつ表現を完全に取り締まるのは、いかなる方法を用いても不可能に近いのでは、と感じました。こんなこと言ったら元も子もないのですが、やはり人の感性はそれぞれ違いますしね(苦笑)。人の感性が最重要となる問題に関して政府が過度の規制を施して介入していくのは「余計なおせっかい」でしかないと思います。
 あと注釈の書き方に関しては、盲点でした。以後気をつけますm(_ _)m。
 発表も終わったことですし、残りのゼミではこれまで以上に積極的に発言していけるように頑張りたいと思います。皆さん、これからも頑張りましょう〜(笑)!

投稿者:pandemonium 

 今回のゼミでは「チャタレイ事件」とわいせつ概念をテーマとした報告が行われました。
 かなり遅くなってしまいましたが、ここでは訳書における猥褻性と芸術性、また判断手法について少し自分なりの意見を加えて述べてみたいと思います。
 そもそもチャタレイ事件や悪徳の栄え事件について対象とされていたのは訳書であったわけですが、訳書のように元々は社会・政治・文化・宗教・経済等々の点において日本と異なる背景に基づいて書かれた作品を、芸術性とは別異の次元に属するという175条の猥褻性の要件に該当するからといって違法とすることには私自身なんとなく納得しがたいものがあります。
 例えば、最高裁の立場だとG・バタイユの小説『眼球譚』も刑法175条に違反してしまうような気がしますが(実際に違反したのかどうかは知識不足で分からないのですが・・・すみません)、バタイユは小説家でもあり、社会科学者でもあり、哲学者でもあり、文芸批評家でもあり、とその他にも複数の顔を持っており、20世紀における最重要思想家の一人と評されていることもあります。つまり、単に猥褻表現のみを目的とした作家ではないわけです。だとすると、当該作品には全体を通して単なる猥褻性を超えた思想が描かれているのではないかと考えられますし、作品の研究を通じて思想の体系的な研究や理解に資する可能性も考えられます。
 確かに、バタイユの場合は特異なのかもしれませんし、芸術的価値を有する作品の訳書であるからといって、そのことから直接にかつ完全に猥褻性が解消されるというわけではないとも思います。ただ、上記の例を挙げて言いたかったのは表現の猥褻性というアスペクトのみをとらまえて考えると、表現の自由の侵害はもとより、時として学問的な研究における発展の阻害となる危険性も生じるのではないかということです。
 訳書以外の作品にもこうした考えが敷衍できうるのかどうかというところまでは詰め切れていませんが、このような視点に立ってみると、悪徳の栄え事件最高裁判決における岩田裁判官の意見に見られる「文書の公表により猥褻性のため侵害される法益」と、「公表により、社会が芸術的・思想的・学問的に享ける利益」とを比較衡量して前者よりも後者の方が大きいときは、当該文書公表は猥褻罪を構成しない、という判断手法にも一考の余地があるのではないかと思いました。

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第14回(2007年10月19日・金)〜個人報告6:幸福追求権の射程(担当:りょうちん、司会:みけねこ、コメンテーター:pandemonium)+食事会@楽市

投稿者:ぴろこ 

 名宛人を国とすればまたいろいろ変わってきますね。
 改憲論にも話が行ったりで勉強になりました。

投稿者:りょうちん 

 久々です(>_<) 今日は報告でした。準備きついっすね、やっぱり(;_;)あんまり盛り上がらなかったし、しょうがないですけどね、報告者があんなんやったんで…。至らなくてすみませんでしたm(_ _)mこれからゼミが盛り上がっていくといいんですけどね〜。ではf^_^

投稿者:ひらめ 

 今回は、幸福追求権の射程というのがテーマでしたが、なかなか難しい問題だなと思いました。
 私は予習の段階から、13条後段を「客観法的」に捉えて考えていたので、ゼミ中、主に議論されていたような、まずありとあらゆる自由が認められるんだという前提で絞りをかけていくなどというような考え方には、どうも納得しがたいものがありました。
 ただ、13条後段を国家による自由への規制や自由の衝突への調整への抑圧と捉えると、ゼミ中にも指摘があったように、国家による侵害の救済をどこに求めればいいのかという問題が生じ、これに「13条後段は裁判規範性がある」と答えれば一見、解決するようでありながら、しかし、「客観法的」に捉えることと裁判規範性を認めることが矛盾無く同時に主張されうるのか、大いに疑問が残りました。そもそも、「客観法的」に捉えると言ってはみたものの、それが一体どこまで「客観法的」であるべきなのかなどなど、段々わからなくなってきます。

 ゼミ後はそんな疑問と空腹を抱えて、法学部同窓会に参加させていただきました。空腹のあまり、ご挨拶が続く中、「(キャンパス移転のための)整備が進み」という件が、「伊勢海老が」と聞こえたり、そうすると絨毯の赤い模様がいよいよ海老に見えてきたりして倒れそうでしたが、乾杯後は美味しいお料理と大先輩方との楽しい交流であっという間のひとときでした。
 同窓会の後は、最後に先生と共に駆けつけ、しっかりフォアグラ丼を食べたボランチ、pandemoniumも一緒に6人で近くのスタバに行き、コーヒー一杯で23時までねばりました。ボランチと#66から、食べ物の中に指輪を入れてプロポーズされたら気づかずに食べてしまったりして、婚期を逃しそうという不吉な予言をされましたが、頑張って生きていきたいと思います。

 最後になりましたが、りょうちん、お疲れ様でした。

投稿者:pandemonium   #080

 今回のゼミにおいてテーマとされたのは「幸福追求権の射程」でした。報告者のりょうちん君お疲れ様でした。
 今回はコメンテーターという大役を仰せつかったにもかかわらず、コメントでなく質問に終始してしまったせいで、全体における議論との境界線が曖昧となりゼミの皆さんに、また司会者のみけねこさんにおかれましては特に進行において大変なご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
 個人的に幸福追求権という文言を聞いて想起したのは、太宰治の小説『斜陽』において直治の記した遺書の一節、「人間には生きる権利があると同時に、死ぬる権利もある筈です。」というフレーズに象徴される自己決定権(尊厳死・安楽死)でした。レジュメを見てみると日本では尊厳死についての司法判断は未だ存せず、安楽死に関しては地裁の判示があり、「死そのものを選ぶ権利、死ぬ権利を認めたものではなく、死の迎え方ないし死に至る過程についての選択権を認めたに過ぎない」とされているとのことでした。今からちょうど60年前太宰が提起した問題意識の当否について最高裁レベルにおける結論は未だ示されていないようです。
 大変難しい問題です。

 閑話休題。ゼミが終わってからは、先生をはじめとしてゼミ生5名と基礎ゼミの二年生3名の計9名で食事へ向かいました。その食事を済ませた後、先生が車で送ってくださるとのことで、ぼらんちさんと2人で先生の車に乗せていただいたのですが、帰りの道すがら、西鉄グランドホテルで行われていた第33回九州大学法学部同窓会に飛び入り参加し、その挙句ちゃっかり食事とコーヒーまで頂いてしまいました。スーツでなかったのは恥ずかしかったですが、フォアグラ丼はおいしかったです。ありーごさん、ありがとうございました。
 司会進行役の知り合いの先輩がものすごいスピードで食事をされていた(司会の方には食事の時間がなかったようです)のを横目で見ながら、同窓会を後にし、その足でありーごさん、ひらめさん、ぼらんちさん、MJ君、#66君と一緒にスタバに行きました。
 そして帰りの地下鉄・・・話に出てきた映画、近いうちに見ておきたいと思います。
 みなさんお疲れ様でした。

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第15回(2007年10月26日・金)〜個人報告7:皇室典範第1条の正当性担当:Get Any Suika、司会:フェレット、コメンテーター:タラウ)

投稿者:フェレット 

 今日はゼミ終了後とりあえず楽市集合といわれたので、タラウちゃんと一緒に楽市に行ったのに、ふたを開けてみたら来たのは Get Any Suika 先輩だけでした(悲)。先生もこれを聞いたらさぞかしがっかりされることでしょう。みんなどうしたんでしょうか?結局三人でご飯を食べて、Get Any Suika 先輩にパフェをおごってもらいました。本来であれば、報告者である先輩をねぎらうべきだったのでしょうが・・・(笑)いや、食事の際の楽しい会話できっとねぎらうことができたと思います。ですよね?先輩?(笑)
 さて、今日の報告は、皇室典範第1条の正当性についてでした。報告者の結論は、伝統的には男系男子が承継することがほとんどであったのだから、女帝は認めるべきでないというものでした。しかし、今回は悠仁親王のご生誕があったからことは済んだものの、いずれまた男系男子の皇位継承資格者不在の問題は生じうるわけで、そのような場合でも、報告者のように考えるとすると、有識者会議『報告書』にもあったように、最も基本的な伝統としての世襲そのものを危うくする結果をもたらすのではないでしょうか。男系男子の皇位継承資格者不在の場合には、誰が皇位を継承するのかという点について、報告者はどのように考えているのか、疑問に思いました。
 最後に、報告者の Get Any Suika 先輩、コメンテーターのタラウちゃん、今日は本当にお疲れ様でした。

投稿者:ひらめ 

  昨年度南野ゼミの後期から「新装開店」と銘打って導入されたレジュメ方式が、第5期でもいよいよ今回からスタートしました。トップバッターとなったGET ANY SUIKAは、まず話し方がとても上手で、まるで先生のようでした。内容もよくまとまっていた上、説明も分かりやすく、これは今後のハードルが高くなったぞという感じです。
 
しかし、天皇に関する論点というのは、「結局」が一際明確にしづらいものだなと思いました。「結局」の結論以前に、こうした論点にあたるには、歴史を知ることが重要で、大きな思考材料になるのかもしれません。大学で法制史の勉強をすればよかったと、今更ながら切に思いました。

投稿者:Get Any Suika 

 つかれました。正直、ひとりってしんどいですね。家帰ったらコンタクトがずれてずれて・・・。唯一の救いは渡り廊下で先生やりょうちんはじめさまざまな人から「おもしろかった」と言われたことですね。ありがとうございました。なにぶんレジュメと原稿では情報量に差があって、少しレジュメが情報不足でしたね。ごめんなさい。以下、長文になります。たぶん、人生最長のリポートになると思われますが、今日の報告の穴を埋めるためなのでご容赦ください。

>男系・女系

  「男系/女系」には定義の時点で既に大きな不均衡がある、というのは報告で言ったと思います。この不均衡を是としたのは、やはり古典的な「王朝」観念である、としか考えようがありません。

>日本は「王朝」交代の歴史がない

 これはかなり複雑な話ですが、そもそも「日本」という国号もヤマトの王朝名であったとされています。しかし、継体以前→継体の際に王朝の転換があったのかもしれません。というか、あったというのが多数説です。記紀はフィクション・・・なんでしょうね。ともかくも、日本の「王朝」とか「王権」とか呼ばれるものは継体以来一系でつながっています。これは事実でしょう、おそらく。

>明治典憲

 以下が報告で引用したものです。「皇室ノ典範アルハ立憲ノ国ニ於ケル要義ニシテ典範ハ又憲法ノ上ニ位スル者ナリ」(井上毅「皇室典範説明」、出典は川口由彦氏『日本近代法制史』224頁)

>「伝統」「原則」「例外」

 これが一番厄介なものだ、と私は思います。これらの概念は共通認識の下で使わない限り通じない、それを昨日今日で知ったわけで・・・。ある現象が「伝統である」と言うためにはいかなる要件が必要か・・・これを今考察中なわけです。

>私見が私見じゃない

 前記の理由によります。ごめんなさい。私にとっては「憲法の領域で説明できたら満足」みたいな感じでしたが、皆さんそうではなかったみたいで・・・笑某漫画の「質問には必ず答えを返すとは限らない」というのがこのごろのお気に入りです笑

 タイトルが「合憲性」ではなく「正当性」にしているのもそのような趣旨であります。

>長谷部説

 先生およびりょうちんくんの反論、ごもっともです。私こそ「結論ありき」の論稿だったと、今反省してます。論破(笑)

>【補論】園部氏の言及

 以下が報告で引用したものです。

 「第二条の『世襲』の意味内容をも、男女両方の血統を含むと考えられる一般的な世襲概念を離れ、男系による継承と解さなければならないとまでは考えない」(園部逸夫『皇室法概論』第一法規出版、2002年、318頁)

 同書は小嶋氏の論文についても否定的でしたから、明らかに園部氏は多数説です。あとの判断は皆さんにお任せします。「一般的な世襲概念」ってのは、本当になんなんでしょうか?仏教における宗派であれば、おそらくですが、親父からの宗派を継ぎますし。双系的な世襲・・・民法などの相続の話でしょうか?

>出発点

 こんな問題、半年で答えを出すには短すぎます笑 許してください。この問題解決は法的地位の解釈によるのではないのかなあ、というのが現在の考えです。


 以上です。皆さん本当にありがとうございました。

投稿者:タラウ 

 まぁ、確実にコメンテーターになるだろうな、とは予想してましたが、大したコメントできませんで大変申し訳ありません。
 抽象的な思考を伝達することの難しさは前期の己の発表で十分悟ったはずなのですが…未熟です。ゼミ前に#66君と一緒に Get Any Suika 先輩の私見で何が来るか予想済みで大方的中したのですが、如何せん効果的な反論が浮かびませんでした。やっぱり、未熟です。
 今回は与えられた論文以外に某先生の説を中心に読んで天皇制考えようと試みたんですが、「自然人としての天皇」に保障されうる人権とは何かを考えると、果たして内心の自由保障されたところでどうよ、ってのは確かに一理あると思います。(Get Any Suika 先輩風に言うなれば「論破(笑)」でしょうかね) 「魔方陣」の中で保障されなければならない権利とは何か?…幸福追求権への逃げは、アウトですよね(笑)
 天皇制は法律論に終始しようとすると確実に主張が雁字搦めになります。政策論・感情論で済ませられる世論形成が憎らしくなってきます。難解なテーマをお疲れ様でした、Get Any Suika 先輩。そして、司会のフェレットもお疲れ様です。

 で、恒例の余談(笑) 詳細はフェレットが書いてくれてますが、いやはやまさか報告者・司会者・コメンテーターだけで御飯とは想像してませんでした。なんだこのさびしい食卓は!と、憤りを感じる中、Get Any Suika 先輩は我々2人にパフェを奢ってくれるのでありました。感動です。皆さん、Get Any Suika 先輩をもっと大切にしてあげましょう!そして、出来ればみんな御飯食べに行きましょう!(笑)

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第16回(2007年11月2日・金)〜個人報告8:基本権の私人間効力担当:cowardly、司会:三日月、コメンテーター:ありーご)+食事会@ガスト

投稿者:Get Any Suika   #085 

 今日のゼミは私人間効力についてというものでした。まずは、報告者の cowardly 君、司会の三日月さん、そしてコメンテーターのありーごさんおつかれです。
 結論的には自分は報告者のように無適用説でいいのではないかと思ったのですが、ちょっと報告者の他説批判は弱いように感じました。ゼミ中に話した自説の積極的論拠を、せっかくわざわざ文章で配ったのだから、書くべきだったと思います。
 自分は議論半ばで「旧無適用説と新無適用説の相違」について確認を取りたかったのですが、どうやらMJに流されたみたいで・・・。自分としては、旧無適用説は消極的な文脈で、対して新無適用説は積極的な文脈で唱えられたものだと思ってました。#66の考えと・・・ほぼ一緒なんですかね?
 それと、先生の最後の問題提起についての私見ですが、新たな法秩序の創設には常にそれなりのコストがかかると思います。それゆえ、新たな法秩序を創るためにはその秩序があるべき理由が存在しなければいけない、と思うのです。松原論文のいう「現代の法システム全体にとって、基本権の重要性がすでに否定しがたいものになっていること」がその理由にあたるかどうか、これは今考えてもようわからんです。私見になってませんね笑
 ともかくも、次回の報告者が版書をしないことを祈ります。

投稿者:cowardly 

 「これレジュメになってないね、やり直し。」という先生からの一発をくらいながら報告を始めたわけなんですが、自分でも自説の展開と根拠付けが弱いなと反省しています。結果として、沈黙の多いゼミにしてしまいました。
 Get Any Suikaさんの「旧無適用説と新無適用説の相違」に関してですが、前者が、あくまで人権適用の可能性について否定していないのに対して、後者はその可能性を自然権思想によって顕在化させ、そしてそれをより現代的感覚(「個人の尊厳」ですね。)へと変容させた点について意義があるんだと思います。
 裁判所は私人間の人権適用について私的自治の原則を持ち出してくるわけですが、実際そこで折り合いがつかないわけだから判決という国家的判断を仰ぐわけで、別に裁判所は判断を下すことに躊躇する必要ない気がするんですよね。ただ、だからといって裁判所が積極的になるとも思えないわけで。
 最後に司会の三日月さん、コメンテーターのありーごさんお疲れ様でした。

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第17回(2007年11月9日・金)〜個人報告9:裁判員制度(担当:#66、コメンテーター:ひらめ、司会:りょうちん)

2007年11月11日(日)〜ゼミコンパ@天神

投稿者:pino 

 ゼミお疲れ様です。今が旬の裁判員制度、とても興味深かったです。
 議論の中でも裁判員制度反対派の方が多かったですね。被告人の公正な裁判を受ける権利と照らして考えると、確かに専門家である職業裁判官が判事するべきだと思います。ただ、専門性以外で裁判官と裁判員の違いはあまりないように感じました。
 憲法上の身分保障を裁判官が受けていると言っても、それらは主に権力分立に関する規定なので、国家権力に属さない(公務員でない)裁判員には無関係な気がします。憲法遵守義務も裁判官が公務員だから課せられているのだと解せば、身分保障がないだけで裁判員が司法の独立に反するとは言えないのではないかと思いました。
 司法の独立や裁判官の良心規定の解釈にも依るとは思いますが、裁判官と裁判員の違いを考える契機になって面白かったです。

投稿者:ぼらんち 

  今回は裁判員制度がテーマでした。司法権の独立や被告人の裁判を受ける権利などがからむ問題でしたが、制度開始前から問題が多いみたいです。
 裁判所の民主的正統性の話がありましたが、僕も裁判所に民意を反映させることを期待するのは、あまり良いことではないと思います。もちろん国民の意識からあまりにかけ離れた判決を連発されても困りますが、憲法が司法権の独立を規定したうえで最高裁判所裁判官の国民審査や国会の弾劾裁判について定めていることからしても、極めて限定的なかたちでのみ民意をとり入れることを憲法自身が予定しているように思います。国民審査が機能不全に陥っていることには問題もありますが、だからといって国民が裁判に直接参加して判決を出すような制度を作ることは次元が違いすぎで、国民に裁判に関心を持ってもらうためなら他にもたくさん選択肢があるように思いました。

投稿者:みけねこ 

 今回の報告は、「裁判員制度と司法権の独立」についてでした。予想以上に反対意見が強くてびっくりしました。最後に自分は賛成だと述べましたが、まとめると、裁判(判決)に国民の意見を反映させることは難しいし、望ましいかどうか分からないが、国民の司法に対する不信感をぬぐう、信頼を得ると言った効果は得られるのではないかと思いました。やはり裁判官と一般人が評議すれば結論自体が変わることはあまりないと思いますが、報告者も強調していたように「説得」という段階を経ることによって国民が司法に対する信頼を得ることに重点を置いて考えるべきだと思います。そういったことを考えると、裁判員法67条が規定する評決のバランスなどは大体適切ではないかと考えました。また、そのように司法に対する関心が高まることの是非は難しいですが、個人的には権利意識の向上や、裁判の適切、迅速な運用につながることから望ましいのではないかと思います(全く憲法的な問題に触れない意見ですが)。
 最後に報告者・司会者・コメンテーターの皆さんお疲れ様でした。

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第18回(2007年11月16日・金)〜個人報告10:刑事手続き上の人権担当:pino、コメンテーター:アリエ、司会:MJ)

投稿者:pino   #090 

 拙い報告ですみません、ゼミお疲れ様でした。司会者さんのテンポよい進行とコメンテーターさんの痛いとこへの突っ込みに助けられました。ありがとうございます!
 報告内容については、憲法31条の解釈論に終始しましたが、具体的な判決などを挙げられたらよかったなと反省致しました。また樋口先生はあまり31条以下について触れていないと述べましたが、「憲法31条が、法律内容の適正までも要求すると解釈するのに、特に難点はない」そうです。
 最後に内在的制約論に対して長谷部先生から批判があるといったご意見がありましたが、31条に関して長谷部先生は松井先生説を採っているようなので、やはり何らかの関係があるのかもしれません。
 次回は学祭休み明けになるので、気を抜かないよう頑張りたいです。

投稿者:りょうちん 

 前回の分書かなくてすみませんでしたm(_ _)m完全に忘却の彼方でありまして(>_<)最近歳のせいか忘れっぽく…。
 今日は憲法31条についてでした。難しかったですね(^_^;)三年は刑訴あんまりわからないですし、知識の無さを痛感しました。
 あと某先輩がロースクール受験に行ってるのでがんばってほしいです(^o^)/では!

投稿者:ひらめ

 今回のゼミは、刑事訴訟法ゼミにも入っている pino らしく、「刑事手続き上の人権」を憲法学の視点から考えるという興味深いテーマが扱われました。
 私も刑事政策ゼミで学んでいるせいか、pino が私見で展開していたような、憲法31条が実体の適正をも要請しているとして改めて罪刑法定主義を強化し、被疑者・被告人の権利保障につなげていくという主張には大いに納得するところがありました。しかし、ゼミでも議論されましたが、例えば罪刑法定主義を、刑罰の均衡を、また謙抑主義を憲法の要請と考えることは、どこか無理矢理読み込むような作業になってしまうなと思いました。
 余談ですが、帰宅して刑事政策のノートを読み返してみると、「受刑者の法的地位」の回で「デュー・プロセス関係論」が言及されており、「国家と受刑者との基本的な関係は、憲法第31条の『デュー・プロセス関係』として把握されるべき」と考えることには、@「受刑者の法的地位を憲法的に考察するための総則規定として31条を援用できる」、A「従来政策論または立法裁量の問題とされていた刑事政策的合理性の問題を憲法論としても展開できる」、B「国家刑罰権に対する人権保障のための保護原理を、逮捕の時から完全釈放に至るまでの刑事司法行政の全過程を通して統一的に考察する憲法上の視点を提供してくれる」という利点を挙げた上で、「要するに、刑事司法行政の全過程で登場する被疑者・被告人・有罪者・受刑者と国家との関係を憲法的視点から統一的に説明するための誘導理論」なのだとまとめられていました。
 31条については、やはり刑法・刑事訴訟法の方面から語られることが今後もより多く、またより熱心であるだろうなと思います。
 最後に、pino、それからMJ、アリエ、お疲れ様でした。

投稿者:MJ 

 皆さんお疲れさまでした。
 かなり重い空気で始まったので、何とか盛り上げようと必死でした。ただ、今回は内容がより難しかったためか、発言が少なかったです…
 まぁ徐々にいつも通りのゼミになったのでよかったと思います!

投稿者:アリエ 

 今回は刑事法の論点についての発表ということで、pinoさんMJさん、お疲れ様でした。
 わたしはコメンテーターをやらせて頂いたのですが、少しも議論を活性化できずすみませんでしたm(__;;m予習不足を反省しました。
 このゼミでは、憲法を通じて様々な分野の論点が出てくるのでおもしろいなと改めて思いました。残りも少なくなってきましたが、知らない分野も報告をきっかけに見識を深めていきたいです。

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第19回(補講)(2007年11月26日・月・午後2時より@303教室)〜個人報告11:憲法改正限界論と憲法改正担当:ありーご、コメンテーター:つくしごころ〔特別ゲスト:ゼミ第3期・第4期生〕、司会:ひらめ)+つくしごころ氏を囲んでのプチ同窓会@めんちゃんこ亭 

投稿者:ひらめ   #095 

 休み明け久々のゼミ。最近、ゼミ以外で学校に行くことは少ないので月曜日に学校というのも久々だなと思いながらバスに揺られ、学校に着く。と、前のバスから降りてきた人が目に入る。見覚えのある後姿が見覚えのあるバックを肩にかけ、これまた見覚えのあるスーツケースを曳いている。「え?」と一瞬、考えて「いや、まさか」と思う。今日は平日だし、ここは福岡だし、まさか。しかし、これはどう見ても本物だと思い直し、歩道橋の上で走り寄ってみると、やはりつくしごころ先輩その人であった。
 昨年度の第四期南野ゼミ時代には何度かあったものの、第五期では恐らく初めてのサプライズ特別ゲスト。みんな驚くだろうなとワクワクした。ところが肝心のつくしごころ先輩登場シーンでは、他の事で頭がいっぱいで、みんなの反応を見るのを忘れていました(皆さん驚きましたか?)。だから、ありーごの素敵な反応には思わずにやりとしました。
 今回は「憲法改正限界論」ということで、非常に興味深かったです。限界論、無限界論それぞれの主張は勿論のこと、この議論の意味合いを考える上で、やはり気になるのは、何故このような論争が起きたのかというその歴史的な背景です。先生がたくさんお話になって、その後ほとんど誰も何も言えなくなってしまったことは司会者として反省すべき点もありますが、先生のお話を聞くことは非常に勉強になるし、それに対してどんどん質問でも感想でもいいから発言できれば、内容が深まり、より学ぶところが多くなるのではないかとも思います。
 ゼミ後は、つくしごころ先輩とありーご、ぼらんち、pino、みけねこと一緒にモスバーガーへ行き、oolt cloud先輩も呼び出して、懐かしく楽しいお茶を飲みました。18時をまわってからはめんちゃんこ亭に移動して、先生も一緒に温かい夕食を共にしました。つくしごころ先輩はお変わりなくお元気そうで、なんだか安心しました。これから私達も社会に出て、方々に散らばっていくけれど、こうして集まったらいつでも楽しい温かい先輩や仲間というのは大学で得られた何よりの財産だなと思いました。
 今回は企業セミナー等のために話ができなかった三年生の皆さんも、来年2月に予定されているOB会には是非参加して、先輩方と触れ合うと楽しいと思います。気がつけば第五期も残りわずかとなってきましたが、これからますます宜しくお願いします。
 最後に、報告者のありーご、お疲れ様。それから、つくしごころ先輩、ありがとうございました。

投稿者:ぴろこ

 今回のゼミではまさかの特別ゲストがいらっしゃいました。でも、かなりなじんでいらっしゃったのであんまり驚きませんでした。ひらめ先輩、私はご期待に添えませんでした。
 さて、そんな大先輩がコメンテーターをされたありーご先輩プレゼンツ憲法改正限界論ですが、ありーご先輩のわかりやすい説明でやっとこさ理解できました。
 んんーやはり無限界とするのはどうなのかなーと思いますが、まあそこは置いておいて大変明快な報告で、プレゼンとはこうするべきなんだなぁと改めて思いました。
 報告まで時間のない私はガタガタブルブルです…
 本当にお疲れ様でした。
 倒れた先輩はその後ご無事だったんでしょうか…(´・ω・`)

特別寄稿:つくしごころ(南野ゼミ第3期・4期生)

 南野ゼミの皆さん、このたびは大変な状況であったにもかかわらず、温かく迎えてくださり、ありがとうございました。303教室の席に座っていることが懐かしいという気持ちは余りなく、自然にゼミに参加してしているような気持ちになってしまい、自分でも変な気持でしたが、まだまだ社会人になりきれてないということなのでしょうか。
 ありーごさんの発表は、憲法改正についてその限界論を中心に議論をまとめ、私見を述べるという形のものでした。発表者の見解は、無限界説を採るというもので、その理由は、日本国憲法第96条に定める手続に則って改正が行われれば、その改正は社会的に有効なものとなるはずであり、限界論を唱えたところで意味がないというものだったと思います。また、補論的に、民主政の原理、恒久平和の原理など日本国憲法の根本規範が何かということを論じることには、それらを確定することによってそれらについては慎重に改正の議論が行われることが期待できるようにする意味があるという見解も述べられました。
 これに対して、先生からは、いわゆる八月革命に関する宮澤・尾高論争や、某都知事の日本国憲法無効論まで飛び出して浩瀚な知識を背景に議論をご紹介していただいた上で、大要、「こんな議論に意味はない」というご見解を述べられました。憲法を含む法の効力は皆がそれが法だとおもっているからあるのであって、憲法をどのように改正しても、また、憲法に定める改正手続に則らない「改正」であっても、社会的に受け入れられるならば事実上それが憲法として通用していくものであるというような趣旨のお話がありました。
 久しぶりにこのような議論の場に参加させていただき、良い刺激になりました。日頃、細かな事についての議論や思考をしがちなところなのですが、改めてこのような大枠を見る視点からの議論の面白さ、大切さを感じることができました。

投稿者:ありーご 

 今回は憲法改正限界論について報告をしました。
 はじめテーマを選んですぐは、このテーマを選んだことを後悔しましたが、文献を読むにつれて、このテーマを論ずることの大切さにも気づきました。
 今回は無限界論の立場に立って発表をしましたが、何が「根本規範」か、と言うことを考える限界論に、憲法の容易な改正を抑制するための大きな役割があるのではないかと考えるようになったからです。
 今回は、私事のため、大変短い報告になってしまって申し訳ありませんでした。
 そして遠方から来ていただいたつくしごころ先輩、貴重なコメント、ありがとうございました。久しぶりにお会いできてうれしかったです。またOB会でお会いできるのを楽しみにしています。

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第20回(2007年11月30日・金)〜個人報告12:二重の基準論担当:pandemonium、コメンテーター:武蔵、司会:#66)

投稿者:Get Any Suika 

 今日のテーマは二重の基準論ということで、まあ、(個人的には)難解な論文だったこともあり、懇切丁寧な説明だったにもかかわらず、議論に参加できませんでした。それだけが今日の反省ですかね。pandemonium君、お疲れ様です。
 私見ですが、やはりこの問題は価値論に踏み込んでは迷宮に迷い込むような気がします。私自身は、結論だけ述べますと、経済的自由を制約する立法については完全なる合理性を必ずしも要求されてはいないのではないかと思っています(表現活動が経済活動規制の影響を受ける例として挙げられている、消費税引き上げの憲法適合性判断など)ので、井上先生のような立場には立たないのですが、これを以て二重の基準論万歳かといえば、なかなかそれもよしとしない。まあ、二重の基準論自体の賛否についてはどっちつかずな態度です。
 法的安定性を持った基準を求めてたどり着いたもののはずが、その妥当性を問われ、ケースバイケースの審査を求める声さえある。結局基準とはなんだったのだろう?りょうちん君の発言が、とりわけ重く感じられたのは俺だけでしょうか?

投稿者:武蔵   #100 

 今日のゼミは二重の基準論についての報告でした。私見としては、精神的自由と経済的自由とでは両者の価値の問題ではなく、精神的自由は経済的自由に比べ一度権利が侵害されると回復することが困難であるといった傷つきやすさの程度という点で違いがあるのだから審査基準が異なってもよいのではないかと思いました。
 従来の二重の基準論を批判的に考える高橋教授の説は、すべての人権は原則として通常の審査基準によって判断すべきで、個々の事例によって厳格な審査基準により判断するものと緩やかな敬譲な審査基準を用いる場合があるとする三段階審査基準を主張しているとのことでした。ゼミの中でもこの説をとる人が議論が終わるころには意外と(?)多かったように感じました。確かに憲法上の人権を区別なく捉えるという点では良い考えなのかもしれませんが、では実際にどのような場合にどの審査基準を使うのかが従来の二重の基準論に比べてはっきりしないと思いました。この点はこれから実際に個別的に検討するしかないのでしょうが、りょうちん君が言ったように法的安定性が失われるのではといった批判もあり、はたして審査基準としての機能を果たすことができるのかどうかも疑問に残りました。
 個人的にはコメンテータとしてもう少しさまざまな視点から発表することができればよかったな感じました。最後に報告者のpandemonium 君、司会の#66君お疲れ様でした。

投稿者:#66 

 今日のテーマは二重の基準論でした。今回は司会に指名されたのでどうにかこうにか盛り上がる議論になるように頑張ろうと思ってましたが、結局南野先生に司会を持って行かれてしまったのがちょっと残念でした。なかなかいい司会って難しいななんて思いました。内容のほうですが、pandemoniumくんの報告がすごいしっかりしていて聞いていても面白かったです。議論のなかで、個人的には高橋先生の説に寄った考え方をしていたんですが、後で考えたらやっぱり二重の基準かなと思ってます。フェレットさんの指摘にあったように、原則として経済的自由と精神的自由とを区別した上で、そこからさらに細分化していくという考え方のほうが現在の状況に合うのではないかと思いました。最後にですが、報告者の pandemonium、コメントの武蔵くん、おつかれさまでした。次回は通信の秘密と言うことで。。。楽しみにしています。

投稿者:pandemonium 

 今回は、第20回南野ゼミ・第12回個人報告ということで、二重の基準論について報告しました。
 まずは今回の報告に触れる前に、自らの報告準備に追われて結局投稿できず終いになった前回のテーマ「憲法改正」について。
 ゼミ中に、先生が仰っておられた法についての議論に関してですが、経済学者の岩井克人東京大学教授は「言語・法・貨幣は、物理的な実在ではないが、社会的動物としての人間を存立せしめている、事実上の基準(デファクトスタンダード)であるという意味において社会的な実在性をもっているのだ」というような趣旨のことを、その著書『資本主義から市民主義へ』の中で仰っておられます。
 つまり、法について同書に倣って表現するなら「法は、法だから、法であるのであって、法が法である理由はそのほかには無い」ということでしょうか。そのことが本質ならば、法が「実際に法として機能していること」以外、法に何らかの根拠を見出そうとするのは難しい気がします。もし法の根拠をその正しさなどに求めようとするなら、小林秀雄の「美しい『花』がある、『花』の美しさといふ様なものはない。」という批評よりも強い意味でプラトン的な世界超越的価値(例えば、「美、真、善」のような)にその根拠を見出そうとすることになってしまうのかもしれません。
 全く見当違いのことを言ってしまっているのかも知れませんが。。。なんだかよくわからなくなってきたので、ここらでやめておきます。

 さて、今回の報告についてですが、まずは報告があまりに長くなってしまったこと、皆さんに配布したレジュメの構成が甚だ不親切なものであったことをお詫びしたいと思います。すみませんでした。報告途中で皆さんのメモを取る音が小さくなってからそのことに気が付きました。全く鈍感です。
 内容については自分なりに原稿を練って臨んだつもりだったのですが、いざ本番となると緊張してしまい、本当に皆さんの質問にきちんと答えられていたのか自信がありませんし、#66君や先生からの指摘にも私見で回避していたはずの価値論を採用しているかのような応答をしてしまい、助け舟を出してくださったみなさんのお蔭で何とか乗り切ることができましたが、報告者として詰めが甘かったとつくづく反省しています。
 報告でも述べましたように、二重の基準論は、規制目的二分論などその具体的な内容として多くの検討すべき問題を含んでいることに加え、様々なテーマと関連しており、今回の切り口では一定程度その妥当性が認められたとしても、それを以って完全に二重の基準論が最も適切だということを証明したことにはなり難いのかもしれません。ただ、そうは言ってもやはり、少なくとも権利の性質の違いに立脚した大枠としての意味合いにおいて、二重の基準論は正当性があるのではないかと思われます。
 ともあれ、今回の報告の為に色々な論文にあたりましたが、その文献の前提を知ろうと思って脚注を見ると、外国文献からの引用であることも決して少なくはなく、もっと真面目に外国語を勉強しておけばよかったとか、井筒俊彦さんの霊でも降りてこないかなとか、後悔したり途方も無いことを考えたりしましたが、結局全てを網羅することはとても不可能でした。独自性も希薄で、拙い報告となってしまいましたが、テーマ設定の段階で相談に乗ってくださった方々はもとより、個人的には心強いコメントをしてくれたコメンテーターの武蔵君、ゼミ中では高橋説に立ち焦らせてくれた司会の#66君を始め、お付き合い下さいました皆さんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。

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第21回(2007年12月7日・金)〜個人報告13:通信の秘密と通信傍受法担当:ぴろこ、コメンテーター:武蔵、司会:#66)

投稿者:ぴろこ 

 今日は憲法というよりは刑事訴訟法の問題で、しかも勉強不足でご迷惑をおかけしました(´;ω;`) もっと勉強します…
 とはいえ一つの事案にここまで真剣に取り組んだのは初めてで、本当に勉強になりました。 司会者・コメンテーターの方々、本当にお疲れ様でした!

投稿者:武蔵 

 今回は通信傍受法の合憲性についてでした。個人的には違憲ではないかと思いました。通信傍受は性質上事後に当事者に対して通知することしかできず、憲法の要求している令状主義とは違うのではないかと考えたからです。国民の安全な生活を守るためという目的とはいえ国家(警察)に対してあらゆる権力をもたせることには消極的です。通信傍受の範囲が不当に大きくなってしまう可能性もあると思います。ただ、毎日悲しい事件ばかりのこの世の中ではそのようなことを言える状況にはないのかもしれません。
 最後に今回の報告者のぴろこさん、先週に引き続き司会者になった#66君、お疲れ様でした!

投稿者:pandemonium   #105 

 今回の報告テーマは「通信の秘密と通信傍受法」でした。今回の議論は憲法のみならず刑事訴訟法の知識も必要で個人的にはなかなかついていけていない部分が多々あり、左右でぼらんちさんとりょーちん君が刑法や刑事訴訟法の話をしていて、すごいなと思う一方、憲法について学習するためには憲法以外の法律の学習もきちんとしなければいけない、と改めて考えさせられるものでありました。
 以下、令状主義と直接には関わらないかもしれませんが、内容について考えたことを覚書程度に少し残してみたいと思います。

 そもそも憲法に書かれている規定というものが対国家規範であり、就中、人権保障規定が消極的対国家規範ないし対国家防御権であると考えるのなら、国民は国家権力によって積極的に保護されるべきだと考えることに対してなんとなく違和感を覚えないでもありません。むしろ国家権力は犯罪者を取り締まることをその主眼として、その結果、反射的利益として国民の自由が保護されていると考える方が良いのではないかと当初個人的には思っていました。
 ですが、帰宅後、個人報告用の資料で手元にあった長谷部教授の「国家による自由」という論文を読んでみると、社会契約の比喩を用いて、国家が国民の生命を尊重する義務の中に第三者がもたらす危険や危害から国民の生命を保護する義務も含まれることの説明がなされており、なるほどそうかもしれないなあとあっさり納得してしまいました。
 ただ、―もちろん、長谷部教授が同論文において上に述べた「国家の義務はあくまでも一応のものであって、対立する考慮により覆されうるため、個別具体の問題について確定的な答えを与えるわけではない」とされ、国家権力の限界を示唆されておられるように―今回の通信傍受法のように、我々の与り知らないところで犯罪捜査や犯罪の取締という名目を錦の御旗に国家権力が活動することに対して、今後全面的に迎合してしまうと、社会全体が(そもそもはJ・ベンタムが考案し、M・フーコーがその著書『監獄の誕生』で取り上げたとされる)パノプティコンと化してしまう虞があるようにも思われます。まさに今回のゼミの中で先生が仰ったような社会です。つい最近読んだ、伊坂幸太郎さんの小説『ゴールデンスランバー』で設定されていたのもそのような社会でした。
 そういった監視・管理社会は「あり」なんでしょうか。もしくは既に「ある」のかもしれませんが。

 結局、結論としてはどっちつかずでよくわかりません。

 最後になりましたが、報告者のぴろこさん、二回連続で大役を果たした司会の#66君、コメンテーターの武蔵君、お疲れ様でした。

投稿者:ぼらんち 

 今回は通信の秘密ということで通信傍受法について検討しました。同法について初めて深く学ぶことができ勉強になりました。
 憲法は21条2項第2文において通信の秘密を保障していますが、奥平先生は、第一文の検閲の禁止については検閲の定義に争いはあるものの、通説・判例とも絶対的保障と解しているのに通信の秘密に関してはそう解さないとするならば、そこには「しかとした理由」が必要であると指摘していました。その点で報告者のぴろこは「公共の福祉」を理由の一つとして挙げていたと思いますが、公共の福祉とは人権相互間の衝突を調整するための実質的公平の原理であると解するのが支配的見解であり、そうすると同法のように国家対私人という対立図式の中で公共の福祉概念を持ち出すことができるのか少し疑問に思いました。
 去年の豊崎先生の刑訴の授業では、人権侵害を伴う捜査を適法とするには必要性だけでなく許容性が必要であるということを繰り返し強調しておられました。自分も通信傍受法は必要であると感じますが、違憲論者を納得させるだけの許容性を見出すことは難しいなと思いました。pandemonium が言うように監視・管理社会はもう既にあるのかもしれません。そう思うとゼミ後に Get Any Suika 君が言っていたプライベートの領域を堅持することも一理あるのかもしれません。みんなで散々批判しましたが(笑)。

投稿者:#66 

 やられました。
 『まさか2週連続であたるとはおもっていないであろう・・・』との先生の言葉で始まり、うわーと思った矢先、『武蔵くんコメントお願い』と華麗にスルー。完全に油断してしまいました。『そしてまさか2週連続であたるとはおもっていないであろう#66くん司会お願いします』ってことで。。。いい勉強になりました。
 内容の方なんですが、自分自身、ちょっと論点を整理しきれていない部分があり、司会もなんだかグタグダになってしまいました。すいません。そもそも何かハードルあげられてた感じなので辛かったですが。。。まさか3連チャンはないと思いますがまた機会があればがんばります(※フリじゃないです!)。
 そうそう、あとそもそも通信の秘密っていうのはプライバシーの保護のための規定なのかってことが気になりました。ゼミ中に発言してみればよかったなぁと反省してます。
 今年のゼミもあと2回なのでがんばります。

投稿者:MJ    

 通信傍受法とか初めて聞いたような法律で、内容もかなり難しかったので全然議論についていけませんでした…
 ゼミの風景は…刑事訴訟法など憲法以外の話になると盛り上がっていたような気がします!

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第22回(2007年12月14日・金)〜個人報告14:教育基本法担当:みけねこ、司会:タラウ、コメンテーター:ぼらんち)+たった5名で食事会@帰郷 

投稿者:MJ 

 皆さんお疲れ様です。今回は、盛り上がるかどうかは別にして、発言をいつもより多くしてみました。
 愛国心の「国」とは、国を愛するとは如何なることかなど、絶対ゼミじゃないと考えないことを考えることができ、楽しい雰囲気やったと思います!

投稿者:ぼらんち   #110

 素晴らしい「はじめに」から始まった今回のみけねこの報告では改正教育基本法について検討しました。改正法では、所謂愛国心条項が盛り込まれたわけですが、権力者が愛国心を盛り込むことにこだわるほど、国民の側からすると盛り込まれたことで何がどう変わるのかイメージしづらいように思いました。
 しかし、通知表問題や君が代問題等愛国心がかかわる問題を看過することはできず、この問題に対して批判的な意見があるということは正常な事態でもあるような気がしました。国民が権力者によってマインド・コントロールされていることに気づかなくなってしまう事態を避けるためにも、今後愛国心条項がどのように運用されるのかは注意が必要だと思います。
 国を愛するとは何たるかという話も議論の中にもありましたが、スポーツなんかで見られる「日の丸のために」という想いも愛国心に含まれるのでしょうか。含まれるとすれば一面においてですがまだまだ日本人は愛国心の強い民族であるように思います。難しいです。人を愛することが何たるかも理解しきっていない自分が国を愛することが何たるかなど壮大なことをこれ以上語ることはできません。究めてそうな pandemonium 君あたりにでも教わりたいものです。

 さてさて、話変わって来週はとうとう今年最後ですね。忘年会ですね。忘れたいことだらけですが盛り上がりましょう!

投稿者:Get Any Suika 

 今回こそコメンテーターかな?と思ってみれば、予想外れて・・・困った困った。このままやと、オープンゼミに回ってくるんじゃなかろうか・・・?

 さてさて。
 今日は改正教育基本法の検討、ということで、非常に面白い内容でした、個人的には。報告者のみけねこ君、司会者のタラウさん、コメンテーターのぼらんちさん、おつかれさまです。これから述べる私の意見は、おそらく、誰も納得していただけないと思います。まあ、でもそれでもいいんですけど。
 まず、私は「愛国心」条項について、それが「戦前のような『愛国心』教育」の二の舞になるという主張は通りにくいのではないかと思います。例えば、前者の理解を、ゼミでみけねこ君は、「『国のための国民』を生産するような教育」であると言う風に説明してくれたと思います。そのことに私は何の異論もないのですが、それが「戦前の『愛国心』教育」の根幹だったかと言うと、私は違うと思います。批判されるべき「戦前の『愛国心』教育」とは、天皇と国民とがある意味主従的な関係であって(というか、「臣民」だからそうなんでしょうけど)、国民は天皇に「忠」を尽くさねばならない、とした根本理論にあるのだと私は思います。その意味で、現代においては、そんなもんが存在するはずはなく、改正法によっても復活したわけでもないはずです。
 次に、「イデオロギー的価値観/非イデオロギー的道徳心」の分離は無理だと思われます。前者はさておき、後者は、自分にとっては何を言ってるのか全くわかりません。これはなんなんでしょうか?先生が補足してくれたように、「人を殺してはいけない」とか「武力行使は絶対駄目だ」とかいう命題は真偽不明で、例えば人工妊娠中絶の禁止は、まさに「イデオロギー的」な「道徳心」によるもののような気がします。悪名高いとお思いの教育勅語には、父母への「孝」、兄弟への「友」、夫婦の「相和」等もかかれています。「忠」が「イデオロギー的価値観」であって、その他は「非イデオロギー的道徳心」である主張は、どうもおかしいように思えるのです。
 だとすると、反論として適切なのは、最後にりょうちんくんがまとめてくれたように、書こうとすること自体どうなの?ってことなのかなあ、と思いました。講義前に#66と少し話したら、「いや、これは違憲でしょ」と言われました。確か彼は君が代のとき合憲派であったような記憶がしますが、彼が「愛国心」条項が端的に違憲だと言ったのは、もしかしたらそのことだったのかもしれません。

投稿者:タラウ 

 講義前に今回のテーマについてGet Any Suika先輩と舌戦を繰り広げていたんで、『ゼミ中にGet Any Suika説をこてんぱんにしたる!』と決意して臨んだら、司会者になってしまいました。無念です。
 「愛国心」条項自体が理念を書いただけのものであり、そこに何らの侵害性は存在しないのだから、それ自体は違憲性がないという考え方はやはり受け入れがたいものがあります。違憲性の強い命令がこの条項を意識して発令される可能性がある以上、その命令の根幹たる理念になる「愛国心」条項自体も違憲の疑いが強いのではないでしょうか。(ただ、ここでの違憲の疑いはあくまでも可能性・危険性のレヴェルでの問題に過ぎないという前提はありますが。)
 まぁ、議論の発端と終焉が「愛国心ってなんですか?」という部分に合致する点で、このテーマって堂々巡りになるんじゃないかと思う次第です。「触らぬ神に祟りなし」って言葉はいろんな意味でこの「愛国心」規定にふさわしいですね。最初からそんな神作るなという意味も含めて。
 最後に、報告者のみけねこ先輩、コメンテーターのぼらんち先輩、お疲れ様でした。ついでに、ゼミ後の帰郷での極秘会談メンバーに季節外れの春が来ることを祈ってます。頑張って「捕獲」しましょう!(笑)

投稿者:みけねこ 

 今回は「教育基本法」について報告しました。本当はもうちょっといくつかの論点にも触れたかったんですが、憲法との関係もあるので、「愛国心」条項に絞って報告しました。自分のスタンスとしては、基本的に改正そのものに反対で、それはやはり改正してもそれで何が変わるのか、何も意味が無いのでは、と思ったからです。最初からそういう考えだったので、「愛国心」とは何かとか、どういう理由でその規定を設けようとしたのかについてはあまり考えることが無かったので、ゼミで議論したようなことは自分もなるほどと思いました。
 また、「愛国心」条項自体を違憲だと主張した方が明快だったとは思うのですが、成立したばかりの法律に対して違憲だと主張するよりは、どういう解釈が許されないのかということを考えた方が現実的にいいのではないかと思ったのであのような主張になったのですが、ただそのために分かりにくく、変わった構成になってしまったのは反省点でした。
 最後に司会のタラウさん、コメンテーターのぼらんち君、どうもありがとうございました。お疲れ様でした!

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第23回(2007年12月21日・金)〜個人報告15:衆議院の解散担当:フェレット、コメンテーター:りょうちん、司会:cowardly)+忘年会@天井桟敷

投稿者:りょうちん 

 今日は冬休み前の最後ゼミでしたね!それに相応しく内容がむずかしかった(^_^;)ちんぷんかんぷんな感じでした。報告者はすごかったですね!頭いい感じで、オレにはわかんないことだらけでした。予習はちゃんとして行きましたよ?(>_<)統治苦手なんで…。
 そのあと忘年会がありました。前の飲み会休んだんで、久々にみんなと話せてよかったです。ではみなさん、よいクリスマスとよいお年をお迎えください(≧ω≦)b

投稿者:フェレット   #115 

 今回は、衆議院の解散というテーマで報告をしましたが、内容はおもしろかったでしょうか?配布していない論文も結構参考にして原稿を書いたので、A4用紙2枚という簡単なレジュメだけでみなさんに理解してもらえるかどうか不安でしたが、いざ始まると、みなさんいつもより多く質問や意見を言ってくれたので、うれしかったです。司会者、コメンテーターのお二人もお疲れ様でした。ゼミ後の飲み会では、報告がおわった〜という開放感から、いつもより饒舌になってしまい、なんだか少し話し疲れました(笑)。二次会は、いつものメンバープラスMJ君の4人で、Get Any Suika 先輩行きつけの、「千」というお店で飲みました。途中、隣のサラリーマン客のカラオケに悩まされましたが、Get Any Suika 先輩のスウェットスーツの話などで、楽しい時間をすごすことができました。次回の飲み会も楽しみにしています☆

投稿者:ひらめ 

 後期に入ってから、実際の比較的新しい法律や事柄が扱われることが多かったような気がしますが、今回の報告も記憶に新しい2005年の「郵政解散」をとりあげながらの検討でした。私の不勉強の致すところで、解散権自体についてよくよく考えてみたこともなかったために興味深かったです。私見までのもっていき方や、何より私見そのものがしっかりと考えられていたので、発言も議論も活発に行われました。私見を明確にもつこと。フェレットに見習わなくては!
 ゼミ中に少し気になったのは、「69条限定説/非限定説」、そして参議院が法案を否決した場合の解散「積極説/消極説」双方の背後に
あると思われる、衆議院の安定性に重きをおくか、それとも内閣への国民意思の反映という要素を重視するかというアプローチの違いです。これは、本当に違うのでしょうか。というのも、配布されていた佐藤先生の論文の通り、衆議院の安定性を重視する理由が国会の最高機関性を重視するからだとした上で、では何故国会が最高機関たりえているのかということを考えてみると、国民意思を重視する立場と結局そう大差ないように思えてしまうからです。しかし、万が一そうだとしても、だからどうなのかということが結局よくわからないので、これも不勉強の致すところの疑問なのでしょう。
 兎にも角にも、報告者のフェレット、お疲れ様でした。

 さて。今日は何の飲み会なんだろうかと考えてから愕然としました。もう忘年会なんて、今年は本当に早かった。「天井桟敷」は噂通り料理も美味しくて雰囲気も素敵なお店で、楽しい時間を過ごせました。記念すべきお誕生日に幹事を務めてくれたありーご、ありがとう。
 皆さん、良いお年をお迎えください。来年も宜しくお願いします。

投稿者:pandemonium 

 2007年における第五期南野ゼミの締め括りとなった、第23回の報告テーマは「衆議院の解散」でした。
 報告の内容はもとより報告の仕方もよく考えられていて、とても興味深く聞くことができました。今回はいつもにも増してみなさんからの鋭い質問や厳しい意見が報告者にぶつけられていたように感じましたが、それらに対して一つ一つしっかりと応答していたフェレットさんは本当にすごいと思いましたし、個人的には是非とも見習いたい部分だと思いました。
 ちなみに、今回の議論では「郵政解散」が焦点とされていましたが、小泉元内閣総理大臣の行った憲法解釈の問題については辺見庸『いまここに在ることの恥』の中で少し触れられていた気がします。
 それはともかくとして、報告者のフェレットさん、司会のcowardly君、コメンテーターのりょうちん君、お疲れ様でした。

 そして、ゼミの後には「天井桟敷」で忘年会が催されたわけですが、非常に楽しい時間を過ごすことができました。
 残念ながら参加されていた全員とまではいきませんでしたが、多くの方と色んなお話ができ、本当に参加してよかったです。
 サン=テグジュペリの著した『人間の土地』の中に「真の贅沢というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ。」という一文がありますが、今回の忘年会に参加していて、まさにその通りだなあ、なんてふと考えていました。
 幹事を務めてくださったありーごさん、ありがとうございました。

 また、ありーごさんはお誕生日だったということで、ぼらんちさんの法科大学院合格とともに、おめでとうございます。

 なんだか全体的にうまくまとめられませんでしたが、皆さん、2008年もどうぞ宜しくお願いします。
 それでは、良いお年をお迎え下さい。

投稿者:cowardly 

 報告者のフェレットさん、コメンテーターのりょうちんクンお疲れ様でした。
 今回は司会者としての役割が回ってきたのですが、あんま司会やってた記憶が無いぐらい、フェレットさんの報告後から自然と質問・意見が飛び交っていったので、年末の締めとしてとても相応しいゼミだったのではないかと思います。
 ぼらんちサンとありーごサンそれぞれにおめでたいこともありましたし、忘年会のほうも楽しい雰囲気でしたね。
 それでは皆さん、よいお年をお迎えください!

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第24回(2008年1月11日・金)オープンゼミ個人報告16:被選挙権担当:MJ、コメンテーター:Get Any Suika、司会:フェレット)

投稿者:フェレット 

 今日のテーマは、多選禁止と被選挙権でした。被選挙権は憲法上の権利である選挙権の保障内容として憲法の保障を受けるのだから、被選挙資格の制限は選挙権の制限として憲法問題とすることができる。したがって、あえて被選挙権を選挙権とは独立とした憲法上の権利として認める必要性はないように思います。また、多選制限は、選挙権者に対し自己の意見・利益の代表者を選ぶことを非常に困難にするというほどの制限ではないという高橋先生の見解についてであるが、確かに、困難にするというほどの制限ではないが、本来ならAさんに投票して、Aさんが当選するはずだったが、Aさんの立候補の自由が制限されたがために、Bさんに投票しBさんが当選した場合を考えると、これは、選挙権者の民意を曲げることになるのではないかということが疑問でした。もし、民意を曲げることになるとすれば、民意を曲げてまで立候補の自由を制限する必要があるのか、多選制限する必要があるのか、そのことも疑問に思いました。多選制限以外に知事の不祥事であったり、過度の権力集中を防ぐ方法はないのでしょうか。
 今日は、オープンゼミ初日でした。最初は一人も見学者がいなくてさびしかったですが、途中から徐々に見学者が増えたので良かったです!!やっぱり、武蔵君効果が大きかったのかな(笑)?来週もまた、今日くらい、いや、今日以上に見学者が来てくれればいいなと思います☆
 ゼミ終了後、7人でアンシャンテに行きました。今日はいつもよりご飯に行く人が多くて、何だか楽しかったです☆試験が終わったら Get Any Suika 先輩の家で鍋パーティーをすることになりました。Get Any Suika 先輩、楽しみにしてますね(笑)
 最後に、報告者の MJ 君、コメンテーターの Get Any Suika 先輩、どうもお疲れ様でした。

投稿者:pandemonium   #120

 2008年第五期南野ゼミの一発目、オープンゼミ第1回目の報告テーマは「多選禁止と被選挙権」でした。
 2年生が金曜日は六本松での授業ということで、見学者が来るのか否かが非常に気になるところでしたが、その心配も杞憂に終わり、結構見学者が来てくれて一安心でした。

 さて、今回の報告の内容について。配布された論文によると高橋教授は、最高裁は、争われている一方の憲法28条に規定された労働基本権の精神に由来する労働組合の統制権に対して、他方の立候補の自由を同じく憲法上の権利の問題として扱うために、人権を制約するのは人権でなければならないとする通説の一元的内在制約説に従って(尤も、高橋教授は二重の基準論の報告で述べたように、長谷部教授とともに一元的内在制約説には批判を加えていらっしゃいますが)立候補の自由について「憲法15条1項には、被選挙権者、特にその立候補の自由について、直接には規定していないが、これもまた、同条同項の保障する
重要な基本的人権の一つと解すべきである」とした、と読むことができるというように仰っているようです。
 確かに、高橋教授の解釈のように被選挙権は憲法による保障を受けないとすれば、報告者が言うように多選禁止を憲法問題として論ずることができないようにするための論理と感じられ、はじめに結論ありきの論展開だと言えそうな気もしますが、―ところで、井筒俊彦『意識と本質』の中で『ヨハネ伝福音書』の冒頭に「太始(はじめ)に言(ことば)あり、言は神とともにあり、言は神なりき」という文がある、との記述がありましたが、「はじめに〜ありき」という言い回しはこれに由来するんでしょうか―
 たとえそうであったとしても、Get Any Suikaさんが仰ったように、その論展開に欠陥や矛盾等がなく説得力のあるものであれば、解釈としては至極真っ当だと思われ、結論が先取りされているという理由では退け得ないようにも思われます。ゼミの終盤は多選制限の必要性の有無について様々な意見が交わされていましたが、なかなか判断の難しい問題だなあと思いました。

 とまれ、今回は風邪の為体調が芳しくなかったのですが、報告は面白く、出席してよかったです。
 報告者のMJ君、司会のフェレットさん、コメンテーターのGet Any Suikaさん、お疲れ様でした。

投稿者:Get Any Suika 

 今年度のゼミも、あと2回ということで、なんだか名残惜しい気もします。

 今回は被選挙権と多選禁止についてということで、ともかくも、MJ君と司会のフェレットさんはお疲れ様でした。あと、これまでのゼミリポを見返してみたんですが、司会をやってない人っていないんじゃないですか?うーん。

 それはともかく、MJ君の報告は荒削りながら面白くまとまっていていい報告だなーと思いました。これなら後ろで聞いていた2年生にも好印象だったんじゃなかろうか・・・たぶん。まあ、俺のほうこそ言いたいことがまとまってなくてうだうだしゃべってすいません。
 言いたいことはあらかたゼミのときに言ってしまったのですが、やっぱり厳格審査で多選禁止をパスしようというのは無理のある話だろうと思います。たしかMJは禁止ではなくて「選挙運動の禁止」でもいいんじゃないか?って言ってたんじゃないのかなあ・・・俺の勘違いでしょうか?

 故郷である長崎はいわゆる保守王国といわれています。知事の金子氏は3期目だったはずですし、亡くなった伊藤氏は4期目も確実の「無風選挙」と言われていました。多選禁止の必要性はあるんでしょうか?

投稿者:MJ 

 報告が盛り上がらないとリポートも盛り上がらないということに気づいたMJです。
 まぁいつも通りのような気もしますが、見学に来た二年生には雰囲気が伝わったと思います。
 それよりも、久しぶりか初めてか…全員発言できた!ということが一番良かったですよね。
 みなさんどうも有難うございました。

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1月18日はセンター試験準備のため全日休講ですが、補講を行います。

第25回(補講)(2008年1月18日・金・午後4時より@303教室)オープンゼミ個人報告17:政党の内部自治と司法審査担当:ぼらんち、コメンテーター:ぐらすホッパー、司会:ありーご)

投稿者:ぼらんち 

 今回は政党の内部自律権と司法審査について報告しましたが、まず配布論文が多すぎてすみません。そしてそれに相応しい報告ともいえず度々すみません。寒い中わざわざ見に来てくれたN君にも申し訳ないです。この凹みを今後の糧にします。
 報告の内容についてですが、政党の内部自律権をどこまで尊重すべきかについては具体的な場面に応じて考えなければならないと思います。とりわけ、袴田事件と日本新党繰上補充事件とを比較した場合、後者の事件の場合には国民の選挙権との関係を考える必要があり、その点で前者の事件よりも政党の自律権は制約されざるをえず、最高裁の立場にはやはり疑問です。しかし、制約するにしてもどのようにしてどこまで制約すべきかという点についてはよくわからず、司法審査について手続的側面に限るという根拠もはっきりと見出すことはできませんでした。野中他『憲法 II』(有斐閣、第4版、2006)の中で高見先生が、この問題は学説上「未開拓の問題」であるとおっしゃっていました。早く開拓してもらいたいと思った次第です。
 さて、次回は早いものでついに最終回ですね。飲み会楽しみにしています!

投稿者:ぐらすホッパー 

 今回のテーマは政党制についてでしたが、結構難しい内容だったと思います。正直、コメンテーターに名乗りをあげたのを少し後悔しました(苦笑)。
 それにしても、日本が政党制に関して法的な規律を設けていないにも関わらず、政党制ありきの政治体制を取っているのはいささか矛盾を感じました。比例代表選挙制において、有権者が見るのは立候補者よりもむしろ政党の名前だ、と言うことは確かに認めざるを得ないことかもしれませんが、仮にも我々の代表になるような人物を選ぶのですから、安易に政党だけを見て投票するのではなく、せめて名簿の順番ぐらいはしっかりと確認した上で投票して欲しい(自分でも心がけたい)と思います。あと正直、今の政党制は多くの政党が乱立してる割には、各政党それぞれのアイデンティティがはっきりせず、信用が置けないような気がしてなりません。今回取り上げた日本新党事件のようなケースが今後乱発していくようならば、いよいよ司法の実質的介入も考えていっていいのではないか、と個人的には感じました。今のところはまだ裁判所のほうが政党より信用できそうですし(^_^;)。
 今期のゼミもあと一回!皆さん、最後まで頑張りましょう!

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第26回(2008年1月25日・金)最終回個人報告18:批判的峻別論担当:ひらめ、司会:アリエ、コメンテーター:三日月)+打ち上げコンパ

投稿者:りょうちん    #125

 今日は今年最後のゼミでした。一年間みなさんお疲れさまですm(_ _)m今日は最後のゼミに相応しく難しかったですね、ついていけなかったです(ノ_<。)
 南野先生と先輩方にはプレゼントを気に入っていただければと思います(*^_^*)
 飲み会参加できなくてすみません。みなさんが楽しめていれば幸いです。カラオケなど二次会もあったみたいで。
 まだまだ会う機会はありますが、とりあえず一区切りということで。ほんとありがとうございましたm(_ _)m

投稿者:ぴろこ 

 今日はゼミ最後の日でした。
 そんな今日、批判的峻別論でしたが、文献を読んでみてもよくわからなかったーというのが本音でした。
 毒ガスの例なんかでやっと分かった感じです。
 法学という学問については「発見」という工程がなく、そこが毒ガスの作り方「発見」→「公表」と大きく食い違うところです。「発見」と「認識」の微妙な差がありました。
 毒ガス例とも異なる、特殊な学問なのだと改めて感じます。
 法学という学問とは何なのか、そんな大きなテーマであったと感じましたし、最後に相応しいなと思いました。
 もうちょっと理解したかったですが。
 打ち上げについても言及したいところですが、誰かが書くと思うので割愛させていただきます。
 そんなわけで、一年間ありがとうございました。

投稿者:ぼらんち 

 今日はついに最終回。テーマは「批判的峻別論」。ひらめが一週間前に「批判的峻別論についてやります」と話したときには「え?それなに??」と心の中で思いつつ配られた文献を読んでみました。法解釈にかかわる壮大なテーマであり、語りたいことは山ほどあるのですが、きっと他の人が語ってくれると思いますのでこの場では割愛させていただきます(笑)。報告のひらめ、コメンテーターの三日月、司会のアリエ、お疲れ様でした。
 そして終了後は伝統(?)の催しが行われました。前日に空気読まずにプレゼントがあることを知ってしまったのですが、三年生のみなさん、本当にありがとうございました。大切にします。振り返れば4日前。三日月に、あの例の笑顔で「先輩、サロンから出て行ってください」と言われた時にはリアルにへこみましたが、あれもこの日のためのものだったと思うとうれしい限りです。三日月、誤解してごめんよ(笑)。
 
 もっとこのゼミで色んなことをしたかったという思いもありますが、いい人揃いで居心地のいいゼミでした。また会える日を楽しみにしています。みんなありがとう!

投稿者:三日月 

 早いもので、もうゼミも終了です。
 最後の報告は批判的峻別論。配布論文を読んできたものの、難解で正直理解できていませんでした。コメンテーターに指名されたときは南野先生とぼらんち先輩を恨みました(笑)。質問ばかりでコメンテーターとしての役割をあまり果たせずすみませんでした。多少誤解を与えたかもしれませんが、このような峻別論を考える意義は十分あると思いました。
 打ち上げも大変盛り上がりましたね。カラオケでは南野先生の十八番が聴けて良かったです。
 最後になりますが、南野先生をはじめ皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

投稿者:タラウ 

 思い出は残すべきなので、最終回リポートは長文で頑張ります!

 最終回にふさわしい壮大かつ実に難解なテーマでした。予習の段階で峻別論論議が一体何を目的としてどこに向かおうとしているのか、皆目見当がつかなかった状態でひらめ先輩の報告をきいても脳内補完作業で手一杯となり、己の論理的思考の未熟さに恥じ入る次第です。大丈夫、三日月さん、君は一人じゃない(笑)
 法学分野における『認識』とは一体何か。条文を読み知ることをあえて『認識』という言葉で表現する必要性は感じられませんし、そのことが『解釈』や『評価』の次元への問題を提示しうるかといわれると、やはり同意しかねます。思うに、法学における『認識』とは条文相互間や法の歴史的事実・沿革、用語定義、あるいは判例(という文字の羅列)の中に、『評価・解釈』の争点となりうるような可能性を見つけることではないでしょうか。可能性を見つけることは『解釈』をすることに必ずしも直結するわけではないですから(可能性の発見→『解釈』を行う、の過程には『解釈をするかしないか』の選択が存在すると考えられるので)、ここに一定の『認識』を見て取れると考えるのが私の意見です。ちなみに、本報告においては私は単純峻別論の立場におりますので、これを読んだ人がどう思おうが知ったこっちゃありません。フォローなんざしませんとも、ええ。しかし、学問の発展を考えるならば、議論の応酬を活性化する論理としては批判的峻別論が採られるべきなのでしょう。もっとも、私の峻別論に対する『解釈』が正しいかにも依拠しますが(笑)

 そして、舞台は打ち上げへ。コンパ・レク係のありーご先輩、フェレット、武蔵君、お疲れ様でした。とりあえず、ここでの会話の多くは確実にオフレコだった気がします。特に Get Any Suika 先輩関連の『髪の毛』ネタは危険です。それから、ぼらんち先輩と三日月さんとの間で和解協定が結ばれたようで、ゼミ最終回が終戦記念日となったことに対し、心からお喜び申し上げます。二次会のカラオケは先生の『天城越え』がいろんな意味ですごすぎて、もうあとのことをあまり覚えてません…(汗)ただ、みけねこ先輩が歌わなかったことだけが心残りであります。
 1年というのは早いもので、光陰矢のごとしを痛感した一日でした。皆さん、本当にお疲れ様でした!そして、ありがとうご
ざいました!!

投稿者:Get Any Suika    #130 

 「批判的峻別論」というのは、恥ずかしながら、先生の統治機構論の講義ではじめて聞きました。まあ、あの時聞いておいてよかったなと思います。自分は講義を聞いたときから、思い浮かぶ例としてA.アインシュタインがでてくるんですが、なんか誰も突っ込んでくれないので、たぶん違うのかなあ・・・?
 まあそれはともかく、「自分の『評価』を、『認識』の結果にしてはいけない」という”心構え”を、自分は講義で聞いたときから持ちながら自分のゼミ論に接したつもりでしたが、はたしてそれが生かされているかは謎です。歴史と法を追う自分にとってはこれらがごちゃごちゃになっている気がして・・・。
 ようわからんですね。
 さしあたり、みなさんお疲れ様でした。まあ、すこしは「頭」よくなったんじゃないかな、たぶん。振り返れば、自分の発言は90%間違っていたことでしょう。「微右」だし(自分自身は「中道」だと思っていますが)笑。だから、もっとツッコんでほしかったですね。いい意味で。
 最後にひとつ。残念ながら九大には近代の法制史がありませんが、もし興味があれば触れてみてください。かくいう私も偉そうには語れませんが、日本の「近代」という時代は本当に面白いです。歴史の偉人たちの葛藤・苦悶を覗き見るのも、現在の実定法にとっては有益かもしれません。 

投稿者:アリエ 

 今回は批判的峻別論と言うことで、報告者のひらめさん、コメンテーターの三日月、おつかれ様でした。
 またあまり役目を果たさない司会者となってしまいスミマセンでした(+_+;
 今回の内容は、わたしもゼミに出てから、なるほど、こんな内容だったのか・・・と理解しました(汗
 このような難解な論点をきちんと分析できているひらめさんは、やはりすごいなぁと思いました・・・
 ともあれ、今回でゼミは最終回でした。
 ほんとに1年間早かったなぁと思います。
 お世話になったみなさん、本当にありがとうございました_(._.)_
 そして、旅行楽しみにしているのでよろしくお願いします!

投稿者:ひらめ 

 最終回だからと、今年度は悠長に構えすぎていました。テーマも決めることなく、気がついたら11月を迎えていました。これはやばいと漸く気づき、図書館で思いついたもの手当たり次第に検索したり読んだりを繰り返し、「テーマは○○に決めました」というのを先生に告げては、また変更し、とぐずぐずぐずぐず。紆余曲折を経て、この「批判的峻別論」というテーマに辿り着いたのは、もう12月だったと思います。
 学生生活の最後に、基本的なこと、でも大切なことを考えたいなというあまりにも漠然とした考えでテーマを選び、しかし深く掘り下げる時間がなく、非常に中途半端な報告になってしまい、申し訳ないです。
 思えば今年度は何に時間を奪われたのやら、ものすごいスピードで毎日が過ぎていきました。3年生ともっと話したかった、番外企画もっとすればよかった、と、報告以外のことでも悔やまれることは多くあります。しかし、振り返ってみるとやっぱりこのゼミでよかった、楽しかったと、一人しみじみしながら、司会のアリエが「これで終わります」というのを聞きました。
 さあさあ、先生にびっくり喜んでいただかなくてはと思ったら、3年生が私たちまでびっくり喜ばせてくれました。素敵なプレゼントと、何より色紙がとても嬉しかったです。一生大切にします。
 きっと感情が追いつかないスピードで春が来て、気がつけば働いているのでしょうが、南野ゼミで学んだこと感じたこと考えたことを生かして頑張っていきたいと思います。本当に一年間ありがとうございました。
 OB会とゼミ旅行、楽しみにしてます。

投稿者:フェレット 

 一年間というのは早いもので、今回が最後のゼミとなりました。最後のゼミのテーマは、「批判的峻別論」で、最終回にふさわしく難しい内容でした。文献を読んでみてもよくわからなくて、自分の考えももてないままゼミに臨んだため、今回コメンテーターに当たっていたら大変なことになってましたね(笑)。このような難解なテーマを選んで報告したひらめ先輩はすごいと思いました。見習いたいです。報告者のひらめ先輩、コメンテーターの三日月さん、司会のアリエさん、お疲れ様でした☆
 空気の読めないぼらんち先輩にどう対応するか悩まされましたが、なんとか先輩方にプレゼントを渡すことができて良かったです☆ 率先して動いてくれた三日月さん、どうもありがとう☆ まあ、ぼらんち先輩に「先輩、サロンから出て行ってください」と言ったのには私も驚きましたが・・・(笑) いや、そこまで言われて、プレゼントの準備だと言うことに気がつかないぼらんち先輩もなかなかのものです(笑)。先輩方にはプレゼントを気に入ってもらえたようで何よりです☆
 ゼミ終了後、打ち上げコンパがありました!!私はコンパレクで今回お店を予約したのですが、ひらめ先輩に、「フェレットさん、コンパレクありがとう!!大変だったでしょ〜??」と言われて、驚きました。自分では当たり前のことをしただけで、まさか感謝されると思っていなかったので・・・でも、そう言われてとても嬉しかったです☆ 係りの人が仕事をしているのを当たり前だと思わず、感謝の気持ちを伝えることは大事ですね☆ 私もそれを実行に移したいと思います!!
 カラオケでは、せっかくチェリーをはもろうと思ったのに・・・やっぱり、リードボーカルあってのハモリですからね??ぼらんち先輩♪(笑) Get Any Suika 先輩は、口では嫌がりながらも手にはしっかりとマイクを持って、曲が始まったら、人が変わったかのようにノリノリで歌いだして、うまいかへたかも判断できないほどでした(笑) みんなでカラオケも面白いですね☆ 来年も行きたいです↑↑
 気がつくと、長文になってましたね(笑) それだけ、思い出が多かったということでしょう!!みなさん、一年間本当にありがとうございました☆OB会とゼミ旅行も楽しみましょう♪

投稿者:cowardly 

 最終回のテーマは批判的峻別論ということで、、、認識と解釈との曖昧な境界線を行ったりきたりして(一応今回は社会科学における法学という分野の話でしたが、この問題はあらゆる科学と名のつくものに共通するものだと思います。例えば、理系の科学でも、10という数字を大きく考えるか小さく考えるかは人それぞれなわけで。ただ基準というものが、数字で表せる分客観的でありえるというだけで。)、またいつものようにゼミ中に頭の中で堂々巡りしていました。思えば、一年間ずっとこれを繰り返していたような。
 ただ、考え続けることは、いいことなんでしょうね。いつか答えが見つかるかもしんないし、答えがないという答えにたどり着くかもしんないし。とにかく南野ゼミではこのことを痛感しました。今更な感じもしますけど。
 駄文でこの場を汚してしまった気もしますが、最終回なんで多めに見て下さい。
 最後に、皆さん一年間本当にありがとうございました。

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2008年2月9日(土) 第2回南野ゼミOB・OG会@ザ・博多ハープ

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2008年3月1日〜2日 ゼミ旅行@対馬 【韓国遠望・ヤマネコ探索!対馬豪華客船の旅】

投稿者:ぴろこ   #135

 行ってきました、壱岐を越えて対馬まで!

 まさかの幹事遅刻から始まり、ジェットフォイルでの爆睡、お昼の食べ逃しの危機、やっと入った喫茶店でリアルにやすらいでた Get Any Suika さん…
 ざっと初日の夕方までを振り返るだけでこんなにネタだらけ旅行でした。
 対馬グランドホテルは温泉もごはんも大変素晴らしかったです、対馬に行かれる際は是非是非ご利用ください。
 1日目夜以降はきっと誰かが引き継ぐと思うので、このへんで失礼します。

投稿者:ぼらんち 

 今期最初で最後のゼミ旅行はどうでしたか?まさかの幹事遅刻ごめんなさい(笑)。なぜか対馬になったわけですが、ヤマネコや異国の地を心の目で感じ取ることができましたし、その他観光名所もまわれて良かったです。これも名所委員のぐらすホッパーみけねこのおかげです。ありがとう。夜にはビンゴ大会に恒例のすべらない話大会と盛り上がりましたね。ありーごにビンゴ商品をかっさらわれたこととぴろこの露骨な話を聞けなかったのが心残りですが、楽しい夜でした。夜の催し委員の Get Any Suikaタラウ、どうもありがとう。あ、先生の機嫌とり委員の武蔵もお疲れ様でした。同室の自分としては夜に何が起きたかを公に話すことはできませんが、とりあえずお疲れ様でした。来年も頑張ってね。

 個人的には2日目の武家屋敷で見た選挙ポスターがうけました。白石さんに今旅行の大部分をもっていかれた気がしてなりません。なんか悔しい。ちなみに投票率は82.65%だったそうです。対馬を実感しました。

 そんなこんなであっという間の1泊2日旅行でしたが、フェリー旅行もありですね。帰りの5時間も思っていたほど全然きつくなかったですし。対馬の海を見ていろいろとやる気がわいてきました。

 このゼミで最後に良い思い出を作ることができました。楽しかったです。みんなありがとう&お疲れ様でした!

投稿者:MJ 

 ゼミ旅行お疲れ様でした。
 参加してないので風景なんて書きようがないですけど…
 旅行に参加しなかった僕は…一週間前から風邪を引いてダウンしてました!誰か船酔いしたかもしれないですけど、辛さは多分比べ物にならないぐらいです…
 このゼミには残留しますので、来年は元気に参加します!
 という宣言をして風景リポートとしときます。ほんまいつも適当ですいません。

投稿者:ひらめ 

 車も飛行機もジェットコースターも高いところも平気な私の敵、船。
 今回のゼミ旅行は、そんな船の旅でした。旅行前、至るところで「行きたくない行きたくない」とぼやいていたのは、皆さんとの旅行が楽しみではないというのでは断じてなく、そういうわけだったのです…。
 万全を期すために前日は早く床につき、酔い止めを服用して、ジェットフォイルにいざ乗船。黙ると酔いそうなので、前半はタラウに間断なく話しかけ続け(申し訳ない…)、途中から2人で寝に入り、なんとか無事に厳原の土を踏みました。
 観るもの楽しめるものなど何もないのではないかと思っていた対馬でしたが、意外に多くの名所がありました。ツシマヤマネコと韓国は残念ながらよくよく拝むことができませんでしたが、対馬野生生物保護センターや、郷土館の方々の来訪者を待ちわびていたかのような笑顔と、延々と息継ぎ無しに続く説明がとりわけ思い出深いです。幹事のぼらんちを初め、夜担当の Get Any Suikaタラウ、名所担当のみけねこぐらすホッパー、それから運転をしてくれた方々、皆さんのお陰で本当に楽しい旅となりました。ありがとうございます。
 しかし、私には最後に、フェリーという強敵が待ち構えていました。酔い止めを飲み、乗り込むと座席もない。これは無理!と思いました。おまけに海が何気に荒れていませんか。寝るしかないと思い、必死で眠っていましたが、途中、激しい揺れに起こされ、壱岐に着くまでは非常に危なかったです。頭から血の気が失せているのがわかりました。壱岐を出てからは穏やかになりましたが、一人で何度も甲板に出て気を紛らわさなくてはなりませんでした。お陰で酔灯屋にも行けず、ふらふらで帰宅しました。
 とっても楽しい旅でしたが、フェリー旅行は無しです、ぼらんち

投稿者:武蔵 

 旅行の前日は、バイトが終わって家に帰るなり寝ようと心に決めていたにもかかわらず、当日寝坊するのを恐れたのかまったく寝れませんでした。
 ・・・そして旅行当日、集合場所についてみるとゼミの人の姿はなく、どうやら一番最初についてしまったようです。(張り切っていたわけではないですよ。)遅刻してきた幹事のぼらんちさんとは大違いですね(笑)
 対馬に着いてまず気がついたのが、コンビニなどのお店が全然ないということでした。これはとんでもないところにきたのじゃないかと思いましたが、ヤマネコにあったり(ほとんど動いてくれませんでしたが・・・)、車を運転していてイタチを轢きそうになったりと一日目から自然をたくさん感じることができてよかったです。海もきれいでゆっくりした時間がすごせたと思います。
 旅館に着いたときにはもう真っ暗でした。部屋に入って外を見たらすごく星がきれいで久しぶりに星を見た気がします。温泉に入って疲れを取って、おいしい晩御飯を食べてみんなテンションがあがったのか夜の催しはすごく盛り上がりました。個人的にはリーチになることもなく終わってしまったビンゴがちょっぴり悲しかったです。(今となってはいい思い出ですが)
 二日目も展望台に昇ったり、奇妙な建物に立ち寄って、資料館のおじさんの親切心に触れたりとさまざまな経験をしました。お昼を食べて船に乗り込み対馬に別れを告げて、福岡に帰ってきたのは日が暮れてからでした。船の中では、みんなでトランプをしたり、ぼらんちさん、フェレットさんといろいろな話をしたりしました。福岡に帰ってきて天神にご飯を食べに行き、家に帰ってきたのは12時すぎでもうくたくたでした。その日は数日の寝不足もあったせいか、昼まで爆睡してました。
 旅行の幹事のぼらんちさんをはじめ、夜の催し係の Get Any Suika さん、タラウさん、名所係のみけねこさん、ぐらすホッパー君そして旅行に参加した皆さん、お疲れ様でした。今度の追いコンも楽しい時間がすごせるといいなと思っています!!

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2008年3月25日(火) 卒業式・修了式 南野ゼミ追い出しコンパ

投稿者:#66   #140 

 まずは卒業される先輩方、おめでとうございます。皆さん散り散りになってしまうと思うと寂しい限りです。其々の新天地で頑張ってください!

 卒コンですが、最後の先生のお言葉にはぐっとくるものがありました。先生、あんないいことも言えるんですね(笑)そして、先輩方からの最後の置き土産か、色々と気付かされることの多かった飲み会でした。
  ? 人間、本気で驚かされた時は本当に時間が止まる
  ? 世の中には、お笑いの星の下に生まれてきた人もいる
  ? ゼミとは、担当教授を中心にまわっているものだ
 このあたりは今後の人生の糧にしていきたいと思います。

 最後にですが、一年間、モチベーションの変化は色々とありましたが、とにかく楽しかったです。南野先生、卒業される先輩方、来年も学校に残る3年生、一年間ありがとうございました。

投稿者:pino 

 卒業式、祝賀会そして追いコン等々お疲れさまです。四年生の方々、ご卒業おめでとうございます。
 祝賀会・追いコン共に途中参加になってしまいすみませんでした。あまりの慌ただしさに、みけねこさんの重大発表(?)がいまだ理解しきれていませんが、改めておめでとうございます。二次会の景品の羊の群れが愛らしかったことだけは鮮明に覚えています。
 幹事の方々、素敵な会の企画と進行、ありがとうございました。そして、先生、二年間本当にありがとうございました。

投稿者:ぴろこ

 この一年,本当に色々なことを考えました。
 その中でも,南野ゼミでもらった刺激はかなりレベルの高いものでした。 成長して社会に大放出していけるよう,邁進する次第です。頑張ります。
 来期は南野ゼミではないですが,ばったり会っても無視しないでください。 アクティブに話しかけてあげてください。
 一年間お世話になりました。
 ありがとうございました! 

投稿者:pandemonium   

 卒業された諸先輩方、誠におめでとうございます。
 また、ゼミ旅行に続き、追い出しコンパにも参加できず、大変申し訳ありませんでした。

 HP上の写真を見させていただいたり、コメントを読ませていただきながら、やっぱり参加したかったなぁと今更ながらに後悔しています。

 振り返ってみると、第五期南野ゼミで学んだ一年間は、今までの大学生活に比して数倍も数十倍も充実したものだったと思います。ありーごさん、ひらめさん、ぼらんちさん、みけねこさん、Get Any Suikaさん、pinoさん、皆さん、本当にお世話になりました。
 先輩方は皆さん、私のロールモデルとなるような方々でした。
 今このメールを打ちながら、河合隼雄『子どもの宇宙』の「導者」という表現を想起する次第です。

 これからは皆さん、それぞれの道を歩んで行かれるわけですが、OB・OG会等でまたお会いできることを心から楽しみにしています。
 来年度の第六期南野ゼミは、先輩方と築き上げた第五期南野ゼミよりもより良いゼミになるよう、頑張りたいと思います。
 卒業されても時折勉強ないし仕事の後に、HPをご覧になって来期の南野ゼミの活動を見守っていてくださいね。

 一年間本当にありがとうございました。
 そして、来年度もゼミ内外でお世話になる皆さん、どうぞ宜しくお願い致します。

投稿者:三日月  

 まずは、先輩方、ご卒業おめでとうございます!
 先輩方にはこの一年間、大変お世話になり、また、色々と勉強させていただきました。ありがとうございました。
 追いコンは一次会のみの参加となってしまい、すみませんでした。。。OB・OG会等でまたお会いできればと思います。
 さてさて、追いコンでは大変驚かされるニュースがありました。きっと“南野先生が実は宇宙人だった”と言われた方が驚かなかったことでしょう(先生、ごめんなさい…)。
 驚きのあまりきちんと祝福の言葉もお伝えできませんでしたが、みけねこ先輩、本当におめでとうございます!
 最後になりますが、このメンバーと一緒に南野ゼミで学べて、本当に良かったです。私は来年度も参加させていただきますので、来年度のメンバーの皆さんはまた一年間よろしくお願いします。

投稿者:ぼらんち   #145 

 大阪に無事到着しました。引越しが想像以上に大変で遅れてしまいましたが、最後のリポートを送りたいと思います。
 振り返るとあっという間の2年間でしたが、ホームページの写真を見ると思い出がよみがえってきます。2年前に南野先生に声をかけてもらっていなかったら、この思い出はなかったわけであり、なんか不思議な感じです。先生には本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。まだまだ学生の身分ですが、将来弁護士になって社会に貢献することが最大の恩返しだと思ってます。とりあえず、これからの2年間を真摯にかつ謙虚に感謝の気持ちをもって勉強に打ち込みたいと思います。先生もお体には気をつけてください。
 4年生の人とは、福岡残留の人がいなくてなかなか会えないかもしれませんが…OB会なんかでまた会いましょう!家族増えたら即連絡ください。もう免疫はできてます(笑)
 3年生は就活や勉強で忙しいにもかかわらず、追いコンに参加してくれてありがとうございました。参加できなかった人と最後会えなかったのは残念でしたが、1年間楽しかったたです。来年の今頃、またサプライズ報告があるのかも。楽しみにしてます。

 ではでは、この辺りで最後のリポートを締めたいと思います。またいつの日か…まいど!

投稿者: Get Any Suika

 1年間、あっという間でした。
 まあ、よく自分の浅薄な知識で、ローや公務員を目指す人たちと議論してもらえたなぁ と思います。
 ゼミ生のみなさん、ありがとう。なんだかんだありましたが、ゼミに誘ってくれた南 野先生には、本当に感謝してます。
 あと、ゼミ論文集創刊号の手伝いをしたことをありがたく思います。創刊号が最終号 にならないことを祈るばかりですが(笑)。
 ではでは、また。
 そうそう、私は決して右ではないです。あと、二次元マニアでもないです。

投稿者:みけねこ

 1年間お世話になりました。自分でもまさか最後にあんな報告をすることになるとは思いませんでしたが、最後の飲み会で改めて南野ゼミに入って良かったと思いました。卒業して寂しくなりますがこれからもOB会等で会いましょう!どうもありがとうございました。

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