九州大学法学部 2013年度前期

法 学 入 門

講義目次

コーディネーター : 南 野   森

最終更新:2013年7月12日

【大目次】

はじめに・ガイダンス 担当:南野
第一部 法学概論
 
 
 
  第1章 法と法学  第2回
 
  第2章 憲法の基礎 第3回  第4回
 
 
第三部 刑事法入門
 
 
 
  第3章 刑法学序説 第5回 担当:井上
  第4章 刑罰論 第6回  第7回
 
 
  第5章 刑事裁判 第8回 
 
 
第二部 民事法入門
 
 
 
  第6章 民事法概論  第9回 担当:遠藤
  第7章 物権  第10回  
  第8章 契約  第11回  
  第9章 債権担保、相続  第12回  
おわりに 第13回 担当:南野

 

【凡例】
をクリックすると、九州大学学術情報リポジトリの当該論文等のページにジャンプします。PDFが無料で閲覧・ダウンロードできます。
◇ 参考判決欄の判決年月日をクリックすると、裁判所サイトの「裁判例情報」に掲載されている当該判決情報のページにジャンプします(全文PDFを閲覧・ダウンロードすることもできます)。
 参考文献欄の単行本の書名をクリックすると、九州大学附属図書館の当該書籍情報ページにジャンプします(南野作成の詳細目次がある場合にはそちらにジャンプします)。

 

 

 

【細目次】

 

第1回(2013年4月12日・金)

はじめに・ガイダンス

【参考文献】

手島 孝「学の醍醐味へ誘う若き世代による意欲作(ブック・レビュー)」法学セミナー665号(2010年5月号)124頁 

南野 森「法を学ぶ人々へ——はしがきに代えて」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)1-7頁 

 

 

 

第2回(2013年4月19日・金)

第一部 法学概論

   第1章 法と法学

     第1節 法とは何か

【参考文献】

南野 森「法と法学」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)2-16頁

五十君麻里子「法と法学の歴史」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)17-34頁

岩熊哲夫「大学1年生のとんでもない勘違い」(個人サイト、2009年)  → 【南野より】著者は東北大学工学部の教授で、理系の大学1年生向けに書かれたもののようですが、文系や法学部の1年生にも大いに参考になることばかりだと思います。是非読んでおいてください。

 

 

 

第3回(2013年4月26日・金) 放課後に、法政学会会員向け「LPセミナー」のオリエンテーションが開催されます。

     第2節 法学とは何か

【参考文献】

笹倉宏紀「刑事訴訟法/法律家の常識は世間の非常識?」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)113-126頁

【南野より】 ゴールデンウィーク中に時間が取れる人は、上掲書の第3部「複眼的科目――法の見方を広げ、法の思考を深める」に所収の4論文(法哲学・法社会学・フランス法・英米法)にも目を通しておくと良いと思います。また、上掲笹倉論文の末尾で紹介されている、後藤 昭「『疑わしきは被告人の利益に』ということ」一橋論叢117巻4号(1997年)37-55頁のPDFはこちらからダウンロードできます(下の方にある View/Open をクリック)。

 

 

 

第4回(2013年5月10日・金)

   第2章 憲法の基礎

     第1節 憲法とは何か

     第2節 違憲審査制

【参考文献】

南野 森「違憲審査と国法秩序」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)112-126頁

南野 森「憲法とは何か——その意味・その特色・その目的」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)10-21頁

 

 

 

第5回(2013年5月17日・金)

第二部 刑事法入門

   第3章 刑法学序説

     第1節 刑法の意義

     第2節 刑法の基本原理

【参考文献】

井上宜裕「刑罰権の濫用防止と厳罰化 /1.刑法とは何か」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)175-178頁

橋爪 隆「犯罪と刑罰について深く考える/3.犯罪とは何か」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)38-40頁

 

 

 

第6回(2013年5月24日・金)

     第2節 刑法の基本原理(承前)

   第4章 刑罰論

     第1節 刑罰の正当化根拠

【参考文献】

井上宜裕「刑罰権の濫用防止と厳罰化 /3.刑罰とは何か《刑罰の意義》」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)181-182頁

橋爪 隆「犯罪と刑罰について深く考える/2.刑罰は何のためにあるか」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)35-37頁

 

 

 

第7回(2013年5月31日・金)

     第2節 生命刑

     第3節 自由刑

【参考文献】

井上宜裕「刑罰権の濫用防止と厳罰化 /3.刑罰とは何か《生命刑》《自由刑》《 note 》」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)182-184頁

・死刑について興味のある方は、別途、団藤重光『死刑廃止論〔第6版〕』(有斐閣、2000年)等を参照されたい。

 

 

 

第8回(2013年6月7日・金)

     第4節 財産刑

   第5章 刑事裁判

     第1節 刑事手続の目的

     第2節 刑事手続の流れ

     第3節 刑事手続の基本原則

【参考文献】

井上宜裕「刑罰権の濫用防止と厳罰化 /3.刑罰とは何か《財産刑》」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)183頁

豊崎七絵「裁判制度とその役割 /3.刑事裁判」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)77-92頁

豊崎七絵「刑事裁判の存在意義」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)187-202頁

笹倉宏紀「刑事訴訟法/法律家の常識は世間の非常識?」南野 森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)113-126頁

 

 

 

第9回(2013年6月14日・金)

第三部 民事法入門

   第6章 民事法概論

     第1節 公法と私法の区別、民法の意義と民法典の体系

     第2節 判例と裁判例、判例集の紹介

     第3節 法律を学ぶには、暗記しないで、理解しなければならない
         ―—有責配偶者の離婚請求訴訟を題材として
             最判昭和27年2月19日民集6巻2号110頁、最大判昭和62年9月2日民集41巻6号1423頁

【参考文献】

我妻 榮(遠藤 浩=川井 健補訂)『民法案内1/私法の道しるべ〔第2版〕』(勁草書房、2013年)

西希代子「民法は自ら学ぶ者を助く」南野森(編)『法学の世界』(日本評論社、2013年)22-32頁

 

 

 

第10回(2013年6月21日・金)

   第7章 民事法概論

     第1節 物権と債権の区別

     第2節 物権的請求権
         ―—大判昭和10年10月5日民集14巻1965頁(宇奈月温泉事件)

     第3節 物権変動
         ——最判昭和45年9月22日民集24巻10号1424頁(94条2項の類推適用)

【参考文献】

山本和彦「物権的請求権」内田 貴=大村敦志(編)『民法の争点』(有斐閣、2007年)89-90頁

鎌田 薫『民法ノート物権法@〔第3版〕』(日本評論社、2007年)

 

 

 

第11回(2013年6月28日・金)

   第8章 契約

     第1節 債権の効力
         ——大判昭和10年4月25日新聞3835号5頁(カフェー丸玉事件)

     第2節 自由競争の原理
         ——最判昭和43年8月2日民集22巻8号1571頁(背信的悪意者)

     第3節 契約自由の原則とその修正
         ——最大判昭和48年12月12日民集27巻11号1536頁(三菱樹脂事件)

【参考文献】

河上正二「『契約の成立』をめぐって——現代契約法への一考察」判例タイムズ655号11-21頁、657号14-28頁(1988年)

米倉 明『プレップ民法〔第4版増補版〕』(弘文堂、2009年)

 

 

 

第12回(2013年7月5日・金)

   第9章 債権担保、相続

     第1節 抵当権と保証

     第2節 保証人とその保護
         ——最判昭和61年11月20日判時1220号61頁(ホステスの保証)、商工ローン保証、平成16年法147号による保証規定改正

     第3節 非嫡出子の相続分
         ——最大決平成7年7月5日民集49巻7号1789頁

【参考文献】

遠藤 歩「保証人とその保護」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)127-143頁

利谷信義『家族の法〔第3版〕』(有斐閣、2010年)

 

 

 

第13回(2013年7月12日・金)  最終回につき、授業評価アンケートを行います。登録している学生は出席して協力して下さい。

   (第2章補遺) 憲法改正論議について

まとめ・おわりに

【参考文献】

原田大樹「法律と法体系」南野 森(編)『ブリッジブック法学入門〔第2版〕』(信山社、2013年)35-56頁

 

 

 

定期試験(2013年7月26日・金) 3限に大講義室で行います(書き込みのない六法〔判例付きは不可〕のみ持ち込み可。ボールペン・万年筆で解答すること。)

 

 

 

 

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