九州大学法学部 2019年度後期

憲 法 U(人権論)

講義目次

担 当: 南 野  森

最終更新:2020年1月23日

【大目次】

はじめに・ガイダンス 第1回
第一部 人権総論  
  第1章 「人権」の概念  
  第2章 権利の類型 第2回
  第3章 権利の主体 第3回 第4回
  第4章 権利の妥当範囲 

第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

  第5章 権利の制約  第10回 第11回 
第二部 人権各論論  
  第6章 平 等 第12回 第13回 第14回 第15回 
  第7章 精神的自由

第16回 第17回 第18回 第19回 第20回

第21回 第22回

  第8章 経済的自由 第23回 第24回
  第9章 社会権 第25回 
  第10章 手続的権利・新しい権利 第26回
おわりに  
   
【凡例】
PDFアイコンをクリックすると、九州大学附属図書館の当該論文等のページにジャンプします。「本文を見る」欄から、PDFが無料で閲覧・ダウンロードできます。
須賀・基本判決集をクリックすると、京都産業大学法学部の須賀博志先生作成のサイト「憲法学習用基本判決集」にジャンプします。最高裁判決のみならず、当該事件の下級審判決や当事者の主張等もまとめてあり、大変見やすいです(「はじめにお読み下さい」をお読みください)。
参考判決欄の判決年月日をクリックすると、裁判所サイトの「裁判例情報」に掲載されている当該判決情報のページにジャンプします(全文PDFを閲覧・ダウンロードすることもできます)。
参考文献欄の単行本の書名をクリックすると、九州大学附属図書館の当該書籍情報ページにジャンプします(南野作成の詳細目次がある場合にはそちらにジャンプします)。

  

 

【細目次】

 

第1回(2019年3月30日・月)

はじめに・ガイダンス

第1部 人権総論

  第1章 「人権」の概念

    第1節 「人権」と「自然権」

     (1) 「人権」という語

     (2) 「自然権」という語——社会契約論

    第2節 「人権」と「憲法上の権利」

【参考文献】

南野 森「人権の概念——憲法・憲法学と『人権』」南野 森(編)『憲法学の世界』(日本評論社、2013年)第10章(120-134頁)→BookQにPDF掲載済み

南野 森「立憲主義」南野 森(編)『憲法学の世界』(日本評論社、2013年)第1章(2-14頁)→BookQにPDF掲載済み

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第2回(2019年10月3日・木)

    第3節 憲法典と権利保障——憲法典に権利規定をおくことの意味

  第2章 権利の類型

    第1節 国家「からの」自由、国家「への」自由、国家「による」自由

    第2節 宣言的保障と裁判的保障

    第3節 イエリネックの分類

    第4節 日本国憲法の定める権利の分類

【参考文献】

石川健治「エンジン・ステアリング・コントロール」憲法問題26号(2016年)142-154頁

南野 森「同性婚と憲法24条」(Yahoo ! ニュース個人・2019年9月13日

【参考サイト】

薩摩藩英国留学生記念館(鹿児島県いちき串木野市)

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第3回(2019年10月7日・月)

  第3章 権利の主体

    第1節 国民

    第2節 天皇

【参考文献】

南野や横田耕一教授らの新聞コメント東京新聞2018年11月30日朝刊

南野 森「大嘗祭をめぐる秋篠宮発言について」(共同通信配信)〜沖縄タイムス2018年12月5日朝刊

南野 森「皇族の政治的発言と憲法」(メディア時評)〜毎日新聞2018年12月13日朝刊

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第4回(2019年10月10日・木)

    第3節 団体(法人)

    第4節 外国人

【参考文献】

樋口陽一「『人権総論』への一つの試み」法学教室1990年12月号12-24頁

高橋和之「団体の人権主張適格」樋口陽一先生古稀記念論集『憲法論集』(創文社、2002年)5-33頁

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10月17日(木)は都合により休講としました。

第5回(2019年10月21日・月)

    第4節 外国人(前回の続き)

  第4章 権利の妥当範囲

    第1節 私人間の関係

     (1) 学説

【参考文献】

・安念潤司「『外国人の人権』再考」芦部信喜先生古稀祝賀『現代立憲主義の展開(上)』(有斐閣、1993年)163-181頁

長谷部恭男「『外国人の人権』に関する覚書」同『憲法の理性〔増補新装版〕』(東京大学出版会、2016年)第8章〔初出は2001年・塩野古稀)

小幡 郁「国際人権規約——日本国憲法体系下での人権条約の適用」ジュリスト1321号(2006年)10-15頁

薬師寺公夫「日本における人権条約の解釈適用」ジュリスト1387号(2009年)47-57頁

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第6回(2019年10月25日・金)10月17日休講分の補講です

     (2) 判例

     (3) 検討

    第2節 特別な法律関係

     (1) 「特別権力関係論」

     (2) 国公立大学の学生

     (3) 在監者

【参考文献】

高橋和之「『憲法上の人権』の効力は私人間に及ばない」ジュリスト1245号(2003年)

高橋和之「現代人権論の基本構造」ジュリスト1289号(2005年)

松本和彦「基本権の私人間効力――基本権保護義務論の視点から」ジュリスト1424号(2011年)56-67頁

高橋和之「人権規定の『私人間適用』と『第三者効力』」法律時報2012年5月号(84巻5号)86-98頁

野坂泰司「私人間における人権保障と人権規定の私人間適用――三菱樹脂事件判決」同『憲法基本判例を読み直す〔第2版〕』(有斐閣、2019年)第5章

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第7回(2019年10月28日・月)

     (4) 公務員

       @政治的行為

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第8回(2019年10月31日・木)

       A労働基本権

【参考文献】

法律時報編集部(編)『新たな監視社会と市民的自由の現在——国公法・社会保険事務所職員事件を考える』(日本評論社、2006年)

蟻川恒正「国公法二事件最高裁判決を読む」法学セミナー2013年2月号(697号)26-35頁(「明日の最高裁判決を読む」を含む)

駒村圭吾「さらば、香城解説?——国公法違反被告事件最高裁判決と憲法訴訟のこれから」法学セミナー2013年3月号(698号)46-53頁

赤坂正浩「公務員と人権——最高裁判例小史の観点から」法学教室370号(2011年7月号)13-20頁

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第9回(2019年11月7日・木)都合により3限を休講とし、2限に補講を行いました

       A労働基本権(承前)

【参考文献】

樋口陽一『比較のなかの日本国憲法』(岩波新書、1979年)

南野 森「司法の独立と裁判官の良心」ジュリスト1400号(2010年)11-18頁

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第10回(2019年11月11日・月)

  第5章 権利の制約

    第1節 公共の福祉

     (1) 学説

【参考文献】

曽我部真裕「人権の制約・限界——『公共の福祉』を中心に」南野 森(編)『憲法学の世界』(日本評論社、2013年)第11章(135-148頁)

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第11回(2019年11月14日・木)

     (2) 判例

     (3) 検討

    第2節 審査の方法

     (1) 比較衡量

     (2) 審査基準論

     (3) 二重の基準論

【参考文献】

長谷部恭男「公共の福祉と『切り札』としての人権」法律時報74巻4号(2002年)83-87頁

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第12回(2019年11月18日・月)

     (4) 比例原則

第2部 人権各論

  第6章 平等

    第1節 平等条項の意味

     (1) 「法の下」の平等

     (2) 法の下の「平等」

     (3) 後段列挙事由

    第2節 具体的事例

     (1) 尊属殺重罰規定違憲判決

【参考文献】

長谷部恭男「それでも基準は二重である!」長谷部恭男『比較不能な価値の迷路』(東京大学出版会、2000年)第7章(99-112)頁

中林暁生「人権保障の実質化」南野 森(編)『憲法学の世界』(日本評論社、2013年)第12章(149-161頁)

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第13回(2019年11月21日・木)

     (2) 非嫡出子法定相続分差別規定違憲決定

 

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第14回(2019年11月25日・月)

     (3) 国籍法違憲判決

     (4) 定数訴訟

【参考文献】

野坂泰司『憲法基本判例を読み直す〔第2版〕』(有斐閣、2019年)第7章(定数訴訟について)、第23章(国籍法違憲判決について)

南野 森「一票の格差――司法と政治の索敵」法学教室427号(2016年4月号)8-13頁

淺野博宣「投票価値の平等について」安西文雄ほか『憲法学の現代的論点〔第2版〕』(有斐閣、2009年)第19章(439-465頁)

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第15回(2019年11月28日・木)

     (5)、(6)は略

     (7) 女性再婚禁止期間規定違憲判決

     (8) 夫婦同一氏強制規定合憲判決

 

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第16回(2019年12月2日・月)

  第7章 精神的自由

    第1節 思想・良心の自由

     (1) 「思想・良心」の意味

     (2) 保障内容

     (3) 具体的事例

       @君が代ピアノ伴奏拒否事件

 

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第17回(2019年12月5日・木)

       A君が代職務命令訴訟

       B君が代威力業務妨害事件

       C君が代懲戒処分取消訴訟

 

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第18回(2019年12月9日・月)

    第2節 信教の自由・政教分離

     (1) 信教の自由

     (2) 政教分離

【参考判例】

エホバの証人剣道受講拒否事件

日曜参観事件

加持祈祷事件

牧会活動事件

津地鎮祭事件

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第19回(2019年12月12日・木)

   (2) 政教分離(承前)

【参考判例】

自衛官合祀訴訟

箕面忠魂碑訴訟

鹿児島県知事大嘗祭参列訴訟

愛媛玉串訴訟

空知太神社事件

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第20回(2019年12月16日・月)

    第3節 表現の自由

     (1) 制約の類型と審査基準

【参考判例】

札幌税関検査事件

第一次家永教科書検定訴訟

北方ジャーナル事件

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第21回(2019年12月19日・木)

     (2) いわゆる低価値表現

【参考判例】

チャタレー事件

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第22回(2019年12月23日・月)

     (2) いわゆる低価値表現(承前)

     (3) 集会・結社の自由

     (4) マスメディアの権利(省略)

【参考判例】

泉佐野市民会館事件

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第23回(2020年1月14日・火)

  第8章 経済的自由

    第1節 職業選択の自由

     (1) 職業の自由とその制約

【参考判例】

小売市場事件

薬事法違憲判決

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第24回(2020年1月16日・木)

     (2) 規制目的二分論の検討

    第2節 財産権

     (1) 「財産権」の意味

     (2) 財産権制約の違憲審査

【参考判例】

森林法違憲判決

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第25回(2020年1月20日・月)

  第9章 社会権

    第1節 生存権

     (1) 生存権規定の性質

     (2) 主要判決

    第2節 教育にかんする権利・義務

     (1) 教育を受ける権利

     (2) 教育を受けさせる義務(略)

     (3) 義務教育の無償

【参考判例】

朝日訴訟判決

堀木訴訟判決

旭川学テ事件判決

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第26回(2020年1月23日・木)授業評価アンケートを実施する予定です

  第10章 人身の自由

    第1節 奴隷的拘束からの自由

    第2節 適正な手続の保障

     (1) 罪刑法定主義と憲法31条

     (2) 行政手続と憲法31条

    第3節 被疑者の権利(略)

    第4節 被告人の権利(略)

    第5節 残虐な刑罰の禁止

 

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