最近話題の本、知人が出した本、読んで気に入った本、便利な本などを紹介します。法律関係の本は「フランス法文献情報」へどうぞ。なお、本の表紙写真、または「ここをクリック」をクリックすると、インターネット書店BOLフランスの該当書籍紹介欄にジャンプします。そのまま注文することもできますので、どうぞご利用下さい。

 

#027(2000.4.11.) Louis Frederic, Le Japon, Dictionnaire et civilisation 著者は在野のアジア研究家だった人ですが、本書はその膨大な日本研究の成果です。アルファベット順の小型百科事典のようになっており、フランス語で日本のことを書くときに、ほとんど不可欠なものと言えるでしょう。僕も今までどれほど本書に世話になったことか。是非座右に一冊どうぞ! ただし、間違いと思われる記述も少なからずありますが。約2万の見出し語があり、1420ページ、199フラン。

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#023(2000.3.6.) Le Guide rouge de Michelin, France 2000 歴史と定評のある「ミシュラン赤ガイド」の2000年版です。今年で百周年を迎えたため、1900年版を付録に付けて売ったりしている本屋もあります。本当においしい料理を食べたい人向けです。130フラン。

GUIDE ROUGE FRANCE 2000<BR></A> COLLECTIF  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

 

#022(2000.3.6.) Les bonnes adresses du Routard : Hotels et Restos de France の2000年版が出ました。Routard というガイドブックシリーズは、フランス版「地球の歩き方」と言えるかもしれませんが、もっともっと信頼がおけるものです。本書はフランス全国のホテルやレストランのガイドブックで、安いものから中級クラスまでが載っています。フランス各地を旅行するには必携です。南野も両親と南仏を旅行した際、重宝しました。ここに掲載されているホテル・レストランは、Routard スタッフが毎年調査して推薦できないものは削除したり(2000年版では330件が削除されたそうです)しているので、ほんとうに信頼できますよ。お勧めです。Hachette から105フラン。

HOTELS  RESTOS DE FRANCE. Edition 2000<BR></A> COLLECTIF  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

 

#013(1999.11.19.) Jean Echenoz, Je m'en vais 日本でも翻訳が出ている著名作家エシュノーズの新作です。芥川賞に相当する(?)フランス文学界のおそらく一番権威ある賞、ゴンクール賞を先日受賞しました。文章が上手な人らしいので、南野も早速読んでみようと思っています。Minuit 社から、95フランです。

JE M'EN VAIS<BR></A> Jean ECHENOZ  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

 

#012(1999.11.19.) Amelie Nothomb, Stupeur et tremblements 著者はベルギー人ですが、父親が外交官だった(現在は在日本ベルギー大使)ため、日本で生活した経験があり、日本語はぺらぺらです。おそらく住友商事だと思われる日本の企業(小説では Yumimoto という会社になっている)で一年間勤務した経験をもとに書かれたのがこの小説で、大変評判がよいようで、アカデミー・フランセーズの賞をとってしまいました。しまいました、というのは、ここで描かれている日本人は、あまりにも典型的な日本の非人間的なサラリーマンイメージそのものなので、ちょっとどうかなあ、という気がしているからです。まだ最後までちゃんと読んでいませんが。著者は、この本は、決して反日的なものではなく、自分は「心美しくすばらしい本当の日本人」は愛している、とか言っています。題名は「茫然自失」と「身震い」という意味ですが、大日本帝国で天皇の命令をうけた軍人だかなんだかの緊張しきった状態を著者がなにかで見聞きしたらしく、そのイメージが、日本の会社員の上司への態度(いま話題の「日栄」的なんでしょうか?)に当てはまったのだそうです。著者がテレビでそう言っていたように思います。住商勤務時代は、毎日信じがたくひどい出来事の連続で、当時同居していた日本人の婚約者に会社での出来事を話すと、彼は「僕は日本人であることを恥ずかしく思う」と言って彼女を慰めたそうです。あほらしい。で、これはテレビでは言っていなかったけど、その婚約者とはもう別れたそうです。ちなみにこの本の表紙(下の写真)に大きく写っている女性は、彼女です。ただこれは帯に印刷されたものなので、帯がとれたものを買うと彼女の顔を拝むことはできません。Albin Michel 社から、89フラン。

STUPEUR ET TREMBLEMENTS<BR></A> Am瑛ie NOTHOMB  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

 

#011(1999.11.18.) Regis Arnaud, Tokyo, c'est fini 東京のフランス大使館に勤務経験のある友人が、日本人女性にもてまくるフランス人男性大使館員を主人公にした小説を出版しました。河出書房新社から翻訳が出るかもしれません。 Valat 社から79フランです。

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#010(1999.11.18.) Mikhail Xifaras et Ohji Kenta, Eprouver l'universel. Essais de geophilosophie 哲学者の友人(フランス人)がその友人(日本人)と出版した本です。Kime 社から、125フラン。読んだら内容を紹介します。

EPROUVER L'UNIVERSEL. Essai de g頴philosophie<BR></A> Mikha粛 XIFARAS,  Kenta OHJI  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

 

#005(1999.11.14.) Quid 2000 これは日本の『知恵蔵』とか『現代用語の基礎知識』みたいなものでしょうか。1963年から毎年発行されている百科事典です。暇なときに読むのにはもってこいの一冊です。2000年版ということもあり、記念に一冊いかがでしょうか。1999年8月くらいまでの情報が入っているようです。199フラン、Robert Laffont 社から出ています。2032ページで2キロ余の重さがありますが、インターネット書店BOLなら送料は69フランのまま(フランス国内への送料は、250フラン以上の買い物であれば無料)です。

QUID 2000. Tout sur tout et un peu plus que tout<BR></A> Mich?e FREMY,  Dominique FREMY,  Fabrice FREMY  本書の写真をクリックすると、インターネット書店BOLの本書紹介欄にジャンプします。注文もできます。

  

 

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