南野ゼミ論集『Vivre libre, vivre ivre !』創刊号によせて

   

(2008年3月発行)

 

*このウェブページでは、本文中の学生の氏名をペンネームに代えて表記しています。

 この小冊子は、 九州大学法学部2007年度南野ゼミ生諸君の研鑽の結果を集めたものである。これまでの南野ゼミは、最初の数回は3〜4名のグループによる報告を、そして残りのすべての回は一人一人による個人報告をそれぞれもとにして全員で議論するというスタイルをとってきた。憲法学を1年次および2年次でひととおり学習したとはいえ、報告テーマの選択はもとより、報告原稿の執筆、レジュメの作成、議論への対応までを完全に一人で行うというのは、必ずしも容易なことではない。あらためて振り返ってみると、それぞれ本当によく頑張ってくれたものだと感嘆せざるをえない。

 南野ゼミでは、これまで「ゼミ論集」なるものを刊行することはなかったため、本号は記念すべき創刊号ということになる。ゼミ最終回を控えたある日、「ゼミ長」のひらめさんが、ゼミ論集を作ろうと言い出したのがそもそもの始まりであった。あらたにそれぞれが一本の論文を執筆するというのはもはや時間的にも余裕がなかったため、本号では、それぞれの個人報告の原稿を、実際のゼミにおける議論の応酬やその後の各自による検討をふまえて一定程度加筆修正し、それをまとめて発行することにした。

 急遽ゼミ論集担当幹事に任命された Get Any Suika 君、pino さん、ぐらすホッパー君、ぴろこさん、Pandemonium 君、タラウさんは、Get Any Suika 君の強力なリーダーシップのもと、原稿のとりまとめから形式的な体裁を整える作業、組版から印刷・製本の発注等に至るまで、すべてに奔走してくれた。こうしてここに記念すべきゼミ論集創刊号を得ることができたのは、ひとえに彼らの尽力の賜である。記してとくに感謝しておきたい。

 南野ゼミは、憲法の勉強を深めることだけではなく、教員とゼミ生、またゼミ生同士が仲良くなり卒業後も続けることのできる素敵な関係を築くことをもその目標としてきた。そのための様々な活動の記録は、残念ながらここには収録することができなかったが、ゼミ生一人一人の心と、南野のHPに着実に刻まれているはずである。卒業後、ふと日々の生活に疲れたときなど、このゼミ論集や南野ゼミHPをひもといて、自らを癒して欲しいと思う。少なくともこのゼミ論集の方は、永久保存版として大切にして欲しい。

 最後に、ゼミ論集のタイトル Vivre libre, vivre ivre ! について一言しておく。このフレーズは、その晩年に南野が数回楽しく酒席を同じくする栄誉に恵まれたある憲法学者が、ご自身のゼミの標語として、その伝統ある「ゼミ旗」にまで刺繍をして用いられていたものをそのままに拝借したものである。フランスを愛し、自由を愛し、そしてお酒を愛されたその先生の生き方に憧れて、今回、すでに鬼籍に入られた先生にはお断り申し上げる術もないまま、勝手に拝借したものである。我が親愛なる南野ゼミ生諸君、これからも、自由に生きよう、酔っぱらって生きよう!

南 野  森  

 

 

 

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