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2008.11.21.(金)

 岡を昼下がりに出発し、大連経由で北京に到着。初めての大陸中国。一橋大学・釜山大学・中国人民大学による第二回東アジア法治フォーラム「東アジアにおける西洋法の継受と創造」に出席するため。学会は明日と明後日の二日間、中国人民大学で開催され、南野は明日の第一セッションで報告の予定。到着したホテル「北京友誼賓館」で無事に一橋大学等の先生方と合流し、飲茶のあと、就寝。

 なお、このページに掲載する北京滞在中の写真の多くは、山形大学の中島宏先生ご撮影のものです。

   

 
   

2008.11.22.(土)

 会初日。まずはホテルのロビーに集合し、日本人一行で朝食。ホテル内のレストランは豪華な造り。朝から中華料理バイキング。

 人民大学のマイクロバスに乗り、人民大学に到着。法学部の正面に巨大な学会プログラム案内版が設置されており、一同驚愕。大学も巨大だが、やはり中国、案内板も巨大。

 さてさて、南野の名前は載っているのかと近付いてみたところ、きちんと中国語で書かれていた。ちなみに、南野の一つ上に記載されている方は、「安徳烈・魯」さん。これ、誰だかわかるだろうか。フランスのエクス・マルセイユ第三大学教授の André Roux 氏のことで、日本ではふつう、アンドレ・ルーと表記されている方。なんか中国語って面白いなぁ。片仮名を発明した日本人の偉大さをふと思ったりする。

 というわけでいきなり最初の部会で報告することになった南野であるが、制限時間の20分があっという間に過ぎてしまい、やむなく途中で打ち切り。いやはやヒドイ報告になってしまった。。。

 昼食は学内の教職員用レストランで中華のバイキング。夜は人民大学がキャンパスに隣接して作ったという「天使食府」なる豪華レストランでまた中華。

 

 

                
   

 
   

2008.11.23.(日)

 ンポジウム2日目は、午前8時半スタート。。。中国人は早起きなのか。

 昨日より早めにホテルで朝食を済ませ、マイクロバスで大学へ。まじめにシンポジウムに参加。

 昼食後、空き時間を利用して、阪口・中島両先生、郭さんと少しだけ市内観光へ。郭さんは一橋大学に留学中の中国人なので、日中両語がペラペラ。見事なガイドをして下さった。夕方の会合には戻らなければならないため、あまり時間はない。結局、タクシーを使って天壇(てんだん)へ行くことにした。焼き肉屋ではなく、かつて皇帝が天に祈った場所とのこと。広大な公園に囲まれて、写真のような建物が点在する。のんびり散策を楽しんだ。

 北京名物らしい超ド級の渋滞に巻き込まれながらも、何とか無事に大学に戻れ、閉会式等にも参加。

 夕食は、大きな中華レストランで、シンポジウム参加者揃っての夕食。夕食後は日本人グループで、ホテル内の離れのような喫茶店で飲茶。

 

 

 

                

                

 

                

   

 
   

2008.11.24.(月)

 日は、はや日本へ帰国の日。一橋の先生方の飛行機は午後3時頃発で、南野の飛行機は午後2時半頃発。そこで早起きして、北京市内観光へ揃ってでかけることに。人民大学がマイクロバスを出してくれた。一橋大学の王先生はこれまた日中両語がペラペラなので、またしても我々には名ガイドが付くことに。まったく苦労せず、天安門から紫禁城をゆっくりと観光することができた。

 いやはや、それにしても見るもの見るものスケールでかすぎ。見るところ多すぎ。もう一度ゆっくり来てみたいものだ。ゼミ旅行とか(笑)。

 ところで、この下の段の左から3枚目の写真(「公安」車両の右の写真)、遠くに南野が写っているのがおわかりになるだろうか。実はこれ、南野が一橋の先生方と少し離れて一人でタバコを吸っていたところ、緑の制服を着た無表情の兵士に話しかけられているところ。えっと、中国語(だと思う)で一方的に話しかけられたため、用件は不明。最初は、え?まだチベット独立!とか天安門事件の真相解明を!とか叫んでませんけど?などと思っていたのだけれど(ウソです)、結局最後まで用件はわからずじまい。南野からは英語で、毎日ず〜っと立ってるの?大変やねぇ、などと言ってみるが、果たして通じていたのかはこれまた不明。写真撮っていい?と聞いたときだけは、なぜか極めて流暢な英語で、 No, I'm on duty (南野訳:あかん、おいら勤務中やねん)と言い放たれた。そういうフレーズは暗記しているらしい。

 そうこうするうちにこの兵士君が腹部に付けているモトローラ社製のレシーバーから中国語で何かが叫ばれた。まさか至急その日本人を逮捕せよとか言ってるんちゃうやろなぁとやや焦る。そのレシーバーに何事かを中国語で言い返したあと、なぜか兵士君、南野をみてにっこり満面の笑み。ここで初めてこの兵士君、笑いました。おお、友情が芽生えた、と安心して良いものか、それとも実は上司がお前を逮捕しろって言ってるよ、にや〜り、的な笑いであると解釈すべきなのか、不安になる。このまま日本へ帰れなくなったりして。。。

 タバコも吸い終わったし、一橋の先生方は遠巻きに心配そうに我々を見ておられるし、そもそもこれ以上話すことがないし、さらにそもそも、話そうにも共通の言語がなさそうであったので、えぇいとやや唐突に、じゃぁ友人達のところに戻るねバイバイ、と。写真では南野、にこやかに談笑しているように見えるかもしれないけれど、内心では結構焦っていたのであった。。。

 今回の短い滞在で、至る所にある漢字(簡体字)を見て、なるほど、これこれは中国語でこう書くのかぁと実に興味深く思った。いっちょ、中国語、勉強してみるか、っていう気にもなってきた。兵士君との会話でまったく意思疎通できなかったこともそういう気にさせる。ま、いずれにせよ、もう一度北京をゆっくり観光してみたい。というわけでゼミ旅行とか。。。(笑)

 天安門から入って紫禁城を抜けたところで時間切れ。人民大学のマイクロバスで、北京空港まで送っていただく。それぞれチェックインを済ませたあと、空港内の中華料理店で最後の昼食(ここでようやくきちんと冷えたビールに出会えた)。王先生を始めとする一橋の先生方、中島先生、郭さん、本当にお世話になり、ありがとうございました!

↑ 人民大会堂

↑ 毛沢東記念堂前

            

 

            

 

            

 

            

 

 
日 付
主な内容
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学士院研究会報告顛末記、ブルターニュ週末旅行、オリヴィエ誕生日パーティーなど

ステファン誕生日パーティー、ストラスブール日仏公法セミナー、ブルジュ・ヌヴェール週末旅行、大晦日仮装パーティーなど

元旦、武田・岩月君、EHESSセミナー、大村先生宅、伊藤先生、Cayla 先生宅など

スト、岡田先生、ベルギー週末旅行、クリストフ、武田君、瑞香来訪、美帆・由希子帰国など

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アムステルダム週末旅行日本シリーズ参議院調査団通訳、多恵子一行来訪など

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北欧旅行続き、ゲオルギ来訪、玲子兄・藤田君来訪、オリヴィエ4号来訪、色川君来訪、ピアノ片付けなど

姉・奥様来訪、日本へ帰国、東京でアパート探し、再びパリ行など

誕生日パーティ、Troper 教授主催研究会、Cayla 教授と夕食、日本へ帰国など

花垣・糸ちゃん邸、スマップコンサート、フランス憲法研究会、憲法理論研究会など

洛星東京の集い、東大17組クラス会、パリ、ウィーン、ブラティスラヴァなど

エティエンヌ来日、広島・山口旅行ボー教授来日、法学部学習相談室のセミナーなど

長野旅行、パリで国際憲法学会など

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パリ行政控訴院で講演コンセイユ・デタ評定官と面談リール大学最終講義、日本へ帰国

アテネへ出発国際憲法学会、日本へ帰国

2008年11月21日〜24日

北京、中国人民大学での学会に参加

第8期南野ゼミ、東京研修旅行+4大学5学部6ゼミ合同ディベート合宿に参加

 

 

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